第2話

その頃やっと家庭が落ち着き幼稚園に通い始めた。

園では家では感じたことない違和感をたくさん感じることになる。

みんなができることができない、常にサポートの先生がそばにいてくれた。


家では朝ごはんは無く夜ご飯は父が帰宅する21時頃まで食べれなかった。

家を漁りお菓子を見つけは食べて怒られていた。

怒られるたびに殴られるようになった。

この頃から祖母の本性が露見し始めた。

父は知っていたが見て見ぬ振りをするだけで何もしてくれなかった。


祖母の躾を超えた暴力は日に日にエスカレートしていき物を投げられ髪の毛を鷲掴みに和室を引き摺り回されることも日常茶飯事になっていった。


父は変わらずダンマリだった。


父もまた50歳超えてるにも関わらず祖母の被害者であり、しかし私から見たら加害者であったのだ。


  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る