誰にも訪れる不思議の国を彷徨うような物語に出会いました。少女以上で乙女未満。恋も愛もまだ知らなくて、でも憧れていた季節。ふいに思い出す青臭い匂い。懐かしいと手を延ばせば、パチンと消えてしまうシャボン玉のような記憶。