よく頑張ったね

もちこ先生

よく頑張ったね

語り手:よく頑張ったね。

語り手:なんて、誰かも知らない人が言ってもしょうがないよね

語り手:でもね、この言葉ってほんとに救いの言葉だと思うんだ。

語り手:辛い時、悩んでる時、人には一人で抱え込んでしまう何かがあるよね

語り手:大人になると、褒めてくれる回数って減るよね。

語り手:誰に頼っていいかも、誰に相談していいかも分からないで

語り手:結局、一人で抱え込んでしまう。

語り手:誰かに、話聞くよ、大丈夫だよって言われても

語り手:信用できなくて、頼れなくて、そして、一人で抱え込むしかなくなる。

語り手:辛いよね。悲しいよね。助けてほしいよね。

語り手:でもね、少し心を開いてみると、見える景色は変わってくるのは

語り手:君がよく知ってるよね。

語り手:知ってるからこそ、裏切られたときの絶望感。こんなことでと思ってしまう自分自身

語り手:感情がごちゃごちゃしちゃうよね

語り手:でも、でもね、君には傍にいてくれる人たちがたくさんいるでしょ?

語り手:例えば、友達、親、ネットの友達でもいいよね

語り手:ネットだからって、人は言うことが多いと思うけど

語り手:ネットも、人と人の繋がりがちゃんとあるんだよね

語り手:話を聞いてくれる人は絶対いるよ。身近にいるよ

語り手:でも、、、頼れないよね。

語り手:じゃあね。ここから先は、独り言だと思って聞いていてね

語り手:辛いこと、悲しいこと、全部全部、一人で乗り越えてきたんだね。

語り手:君はすごいなー

語り手:だって、そうやって一人で戦ってきたんでしょ?

語り手:何回も人を信じられなくなった。何回も泣きそうになった。

語り手:何回もこの世から消えないと思った。何回も甘えたいと思った。

語り手:何回も、、、、助けてって、、、心で叫んでた

語り手:でも、誰も助けてくれなかった。

語り手:甘えさせてくれなかった。

語り手:だから、ずっと一人だと思ってた。

語り手:嫌なことも、辛いことも全部、一人で抱え込んでた

語り手:そんなきみは、ほんとにすごいと思うよ

語り手:だから、よく頑張ったね

語り手:今まで我慢してきたこと。よく頑張ったね

語り手:何回も泣くのを我慢したこと。よく頑張ったね

語り手:甘えたくても甘えるのを我慢してきたこと。よく頑張ったね

語り手:ひとりぼっちだと思って、一人で耐えてきたこと。よく頑張ったね。

語り手:ほんとに、よく頑張ったね。

語り手:君の未来に出会う、友達より

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