第四話初配信2
とうとう来てしまった....初配信の時間が....今日が休日な事もあって配信時間は夜ではなく15時開始で、現在時刻は14時30分....うーんやばい
初配信のやることは決まっているからいいものを台本なしだったら吐いてる私
あ~お腹いたい....
あと、5分経ったら椅子に座ろう、いや15分、いや30分って配信遅刻するわ!
とりあえず準備しよ
えと、obsとその他のアプリ起動して、配信画面の微調整を再確認っといやちょっと待って準備すればするほど不安が出てくる、どおおおおおすればいいいんだあああああ
14時59分
やばい、もう待機人数3万人もいる.....さすが企業、個人とは格がちげえええ
「あ、始まったかな~聞こえてる~」
『お、声かわいいい』
『聞こえてるよ~』
『かわいいい』
『ちょっと声震えてるのがポイント』
「あ、よかったスパークル所属三期生、高野 ミカで~す 歳は18でスパークル高校3年生でーす!」
『赤髪かわいい!!』
『制服にパーカーすごくいい!!!』
『めっちゃかわいい!』
「えーと今日は、自己紹介とハッシュタグとか色々決めていく配信にするね!もう決まっている物とかもあるからそこんとこよろしくね~」
~1時間後~
「はいじゃあ今日はありがとうね!今日だけじゃなくてこれからもよろしくね!じゃ!またね~! あっ!同期の配信もまだあるからみんな見てね~」
あー緊張したああ初配信にしては結構上出来だと思う、とりあえあず支度するかああ
時間的には夕方これから事務所に行ってなにをするのかはわからない
聞いても答えてくんなかったし、まあいいやこうでもしなきゃ私は外にでないし、いい理由にはなっているのではないだろうか。
「まだ、暑いな」
外にでると、もう夜になりかけているというのにまだ暑い夏はつらい
ガチャ
『あ』
「あ、涼風さんこ、こんにちは」
「こんにちは澪ちゃん、どこか出かけるの?」
「あ、はい、そんな感じです」
「私はこれからバイト....12時までだからちょっと長いけどね?」
「途中まで一緒に行く?」
「ぜ、是非!」
すごく優しい、出会ってそんな経ってないのに気軽に話しかけてくれる、それにしてもっきれいだなあア 彼氏いるのかなあ いい匂いもするし、大人の女性って感じだ
あ、タクシーもう来てる
「涼風さん、私はこれで」
「うん、バイバイ!もしよかったら帰り寄ってね?サービスはできないけどね」
「あ、じゃあ帰りに寄ります」
じゃあお願いします、とタクシー運転手にいい窓が閉まる
走り出すと涼風さんの姿はすぐに見えなくなってしまう
「もっと話したかったな」
話をできたのは部屋の前からマンションの出口まで
ものたりないな
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます