第二話私かわいいやん!!
「こんな感じでどうかな澪ちゃん!肩幅とかちょっとしたところでも気になったとこあったら言ってね?うちの社長が要望には全て答えろっていうからさ?」
「うひょおおおおおおおおおお!かわいいいいいい!これほんとにわたし?」
都内のビルの中(階層は高くて覚えてない)私は今スパークルの事務所で私のVTuberのモデルの最終チェックとしてマネジャーさんの立川さんと打ち合わせをしている。
モデルや衣装に関しては夏休みからしていてこれで5回目前まではリモートだったが最後ということで事務所に来ている。ちなみに私のマッマにはまだ会ったことなくて直接お礼を言う機会が、ない。
「いやあ、それにしても来週からデビューなんて早いね~もっと後だと思ってたわ」
「いや、私もこんなに早いとは思いませんでしたよ?高校卒業する前にはできたらいいな程度だなあって思ってましたもん」
実際こんな早いとは思っておらず急いで荷物を新居に移動させるわ、パソコン関連機材を爆買いするわで毎日忙しい、それにしても金が飛ぶ、はは、子供のころから貯金して私ナイスやで、未来の私は助かってるぞ!元々結婚とかそういう系に使おうと思ってたけど......はは
「とりあえず、確認も終わらせたし今日は帰っていいよ?タクシー呼ぶから少しまってね~」
なんて事務所だタクシーだと?一度も使ったことないよそんなサービス!あ!見たことはあるよ?YouTuberの人がよく動画で乗ってる!
「東京すげえええ」
最近すごく感じる、タクシーはたくさん走ってるし、コンビニどこにでもあるし人多すぎるし
都会はこわい
「じゃ、なんか会ったら連絡するねかも今日はありがとね? あ、じゃあさっき言った住所までお願いします」
タクシーはゆっくり走りだし、私のマンションはそんなに遠くもないので20分弱でついてしまうので少し申し訳なく感じる。
「ありがとうございますあの代金は?」
「もういただいてるので大丈夫ですよ。お気をつけて」
うん、やっぱスパークル最高だわ、これからタクシー使いまくろーっと
時間帯的には夜、今から新居に帰って料理する気力はさすがにねえわ
「よし、コンビニや」
マンションから一番近いコンビニに入りとりあえず美味しそうなものをかごに突っ込んでいく。どうせこれからはほぼここで暮らすし買い込んでも問題ないだろう
「あ、箸お願いします」
「え?」
「あ」
「お隣のえーと」
気まずい、大分気まずい ただでさえそんな仲良くないのにまさかここのコンビニで働いてたんて知らんかったああああ
「どうも七瀬です....」
私、挨拶行ったのに.....せめて名前ぐらいは覚えてるかなって期待したのに.....それにしても本当に美人さんだなあ、抱きしめたい.....へへへ
「涼風です、涼風 葵よろしくね?」
「あ、澪です。七瀬 澪」
「ふふっ よろしくね澪ちゃん」
笑った?え?笑ったよね?前会ったときはあんなに不機嫌だったのに?え?カワヨ!
「今度は私から挨拶に行きますね?」
「あ、はい、待ってます....」
コミュ障発動
「涼風さんお客さん並んでるからその辺でね?」
レジの後ろからなんか偉そうな人が出てきた、店長かな?
「あ、じゃまた」
「うん、バイバイ!」
守りたいあの笑顔第一印象とはだいぶ違かったなあ、まあかわいいしなんでもいっか!
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