第10話 後輩と遊園地デート2
それから俺と三谷は夕方になるまで色々なアトラクションにのり最高に楽しんだそして次は最後に三谷に『観覧車にのりませんか?』と言われなる事になった。
なんか気まずいな。観覧車に乗って動き出したが何故か会話がない三谷もどこかそわそわしているような気がする。そのまま俺と三谷は頂上に行くまですぐに会話が止まっては無理に言葉を出そうとする。
もうすぐ頂上というところで三谷は決心したかのような顔をする。そして正面に座っていた三谷が立ち上がり俺の横に座る。
「先輩少し話を聞いてくれませんか?」
真剣な表情でそう話しかけてくる三谷に俺も真剣に話を聞く事にした。
チュッ。
三谷の話を聞く為に少し身構えていたら柔らかな感触が頬にあたる。おそらく頬にキスをされたのだろう突然の事で混乱していると追い討ちをかけるように三谷に言われる。
「先輩のこと好きです!よかったら私と付き合ってくれませんか!」
一瞬ふざけているのかと思ったが三谷の表情からふざけているなんて事は無いと分かる。
三谷の顔は凄く赤く少し涙目になっていた。
俺は三谷の告白にどう答えたら良いのだろうか今まで彼女なんていた事もないし人に恋をするという事もあまり無かった。三谷の事は可愛いしこんな俺に気をつかってくれたり今日はデートなんかにも誘ってくれた人としては好きだがそこに恋愛感情があるかと言われるとわからない。
そんな曖昧な想いで俺なんかに真剣に恋をしてくれている三谷に失礼ではないのかと思う。
だから俺は三谷に最低な事を言う。
「俺は三谷の事人としては大好きだ、だがそこに恋愛感情があるかと言われたら分からない」
少し三谷の顔が暗くなる。
「だからこの告白保留って言うのはどうかな?」
「最低な事を言っているのは自分でも分かっているだけど曖昧なまま三谷に向き合うのは失礼だと思っただから気持ちがハッキリするまで保留ってのはどうかな?」
「私はまだ可能性あるんですか?」
「もちろん」
「ならそれでも構いませんですができるだけ早く私の事好きになってくださいね!」
三谷は少し涙を流しながら笑顔でそう言った。
それから俺達は観覧車を降りるまで話す事はなかったがそこに気まずさは無かった。
そして俺達は遊園地を出た帰っている途中に視線を感じたが三谷と分かれたらその視線はどこかに消えてしまった少し気になりはしたが気のせいと思い家に着く頃にはとっくに忘れていた。
「早く答えを出さないとな」
遊園地から帰り家のベットでそんな事呟くそして長い間三谷の事を考えてみたが結論がでることは無く寝てしまい一日が終わってしまう。
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最後まで読んで頂きありがとうございます!
これから三谷とはどうなって行くのか楽しみに待っていてください!
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