第11話 後輩の真実

 三谷との遊園地デートを終えた次の日俺はいつも通りに過ごしていたが茜のある一言によって俺は気分をものすごく悪くしていた。


「そういえば怜斗が昨日デートした三谷?ってこパパ活てきなことしてるっぽいよ」


 今まさに言われているこの言葉だった、俺は理解するのに時間がかかったが実際は理解はできていたただ認めたく無かったんだ自分に好意があると思っていた後輩女子がそんなことをしていると。

 

 別にパパ活しているのは好きにしたら良いと思うがそれが大事な後輩で現在進行形で俺の事を好きと言ってくれている人となれば話は変わってくる。


「なんであんなこと言ってきたんだ...」


 気づいたらそんなことを口から漏らしてしまっていた。


「それは怜斗をATMにでもしようとしたんじゃない?」


 茜には昨日あったことを全て話している。そのため告白されたことも頬にキスをされたことも知っているだから今のような発言に至っている。


 茜の発言に俺はそんな事ないと否定しようとしたら決定的な証拠を突きつけられた。


「実は私昨日見たんだよね」


 と言いながらホテル街をおじさんと歩く三谷の写真だった俺は絶望した。


 心のどこかでただの噂と思っていただがこの写真を見てしまっては信じざるをえない。


 スゥーーーーーとなにかが引いていくような感覚になり昨日されたキスという行為が凄い勢いで気持ち悪いものなっていく。俺は吐きそうになり急いでトイレへと向かい朝食べた物をすべて吐き出した。


 トイレから戻り俺は茜に言われて保健室へと向かいベットで休んでいたが途中で早退をした。


 そして家で休んでいると三谷から連絡がきた。


『早退したと聞いたんですが大丈夫?』


 とのことだった昨日まではちょっとした文字だけでもすごく嬉しい気持ちになり心があったまるような感覚があったのに茜の話を聞いてからは心が締め付けられているような感覚だ。


 たった一つのライムでもこんなに辛いのだろう。


 三谷はきっと茜の言っていた通り俺をATMにでもしたかったんだろう。


 俺はどんどん三谷の行っている行為を受け入れ始めさっきまでの辛さが嘘のように消えていくのを感じそれと同時に体調不良も治ってしまった。


 そして三谷に適当に『大丈夫だ』と返信して元気になった体を起こしてゲームでするかと思っていたら心配した茜が家にきたが『もう大丈夫だ心配かけて悪いな』と言うと『よかった!』と明るくそう言う茜に何故かいつもは感じないのに少しキュンと胸が温まるような気分になった。





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最後まで読んで頂きありがとうございます!


 最近モチベ著しく下がっていて更新遅くなって申し訳ありません!


 まだまだ茜ちゃんのヤンデレムーブは続きますのでよろしくお願いします!


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