第2話 部屋に来た幼馴染

 私沢渡 茜は西条 怜斗のことが好きだそんな怜斗の部屋に来ていた。久しぶりの怜斗の部屋なので凄く緊張している。

 久しぶりだけどあんまりかわってないからちょっと落ち着いたかも。


「飲み物持ってくるよ」


 ありがとと言い飲み物を取りに行く怜斗を見送る。

 スゥーーーーーーーーーーー


「いい匂いだな」


 

怜斗の部屋を嗅ぎそんなことを呟く茜。


「えっちな本とかないよね?」


 そう言いながらベットの下や本棚と色々なところに手を伸ばしてそんなものを探すが見つからない。


「うん、ないね!」

「なにがないんだ?」


 飲み物を取りに帰って来た怜斗が茜に聞く。


「な、なんでもないよ!ほんとに!」

「そ、そうか」


 なにをそんなに焦ってるんだ?逆にこっちが焦るわ。


「なんかするか?」

「ゲームしようよ!」

「分かった、これでいいか?」

「うん!」


 そう言って取り出したのは赤の帽子と緑の帽子がトレードマークな兄弟のレースゲームだ。


「容赦しないよ!」

「絶対負けないぜ!」


 そうして始まったレースゲームだが勝者は余裕で俺だった。


「くそー!なんでよ!」

「これが実力さ!」


 悔しそうにする茜を見ながらガハハハ!と笑う怜斗なんと大人気ないことか、茜はゲーム初心者で操作もままならない中怜斗に勝ちたい一心でなんと三位になったというのに怜斗は手加減を知らなかったようだ。


「ちょっとぐらい手加減してよね!」

「それは無理なお願いだな!」


 ゲームをしたり雑談をしたりしていたら気づいたら夕方だ。


「私そろそろ帰るね」

「そうか」


 またねと手を振りながら家をでる茜に手を振りかえして見送る。


夜 茜視点


「久しぶりに怜斗部屋に行けて楽しかったな」

「でも私は緊張してたのに怜斗はちょっとも緊張したりドキドキしてなかったな」


 そんなことをベットの上で足をパタパタさせながら呟く茜。


「絶対怜斗のことを振り向かせるんだからね!」


 そう呟き眠りについた茜であった。




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読んで頂き誠に有難うございます!

初心者なのでまだまだ至らない点など多々あるかと思いますがどうか温かい目で見ていただけるとありがたいです!


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