おまけep199 みの八重子です。奥さん、それで?
20代前半。会社員女性。匿名希望のTさんの相談です。
「7つ年上の女房が、いつまでも新婚気分で居たいというのですが、私としては落ち着いてのんびり過ごしたい。愛がなくなったわけではありません。どうしたら良いでしょうか?」
笑子「マンネリ、、と言うことでしょうか?」*アシスタント笑子
八重子「奥さん。貴女の本音は?本当は少し飽きてきたとかじゃなくって?あ、ちょっと雰囲気を出すためにこれ使ってみて下さい。」*みの八重子さん。
妙「イマデモスキデス、アイシテイマス。コレハホンキデス!」*ボイスチェンジャーガスを吸わされた妙氏。
笑子「あーっはっはっはははは!!!」
八重子「すごい、、雰囲気がぐっと出た。ぷーっ!!」
妙「オマエタチ、チャンと聞く気ないだろ。帰る・・・。」*話ながらガスが切れたかわいいの塊。
笑子「ご、ごめんなさい!つい!!いえ、ちゃんと聞きます!」
八重子「すみません。調子に乗りました。ささ、特上ですから寿司を食べて下さい。私が今お金持ちなのは、高校時代に妙さんを同人誌で描き続けたおかげです。一貫千円はしますからどうぞ。」
妙「恩着せがましいな。まぁ食べるけど。」モグパクモグパク
「もご、聞いてくれよ、、ごくん。みちるはさ、朝起きてから夜寝るまで、100%の力を出していちゃいちゃしたいんだよ。人間ってさ、時には理由もなく今日はだらだらしたいなー、何も考えたくないなーって時があるじゃん?そういうときに、ノリが悪いってふてくされるわけ。愛情は少しも減ってないんだよ?」
八重子「ふむ。つまり、熟練の夫婦のように、いて当たり前、空気のような存在でいて欲しい…と?」
笑子「え〜、そんなの嫌ですぅ〜!」
八重子「ああ、えみたん。私はそんなことないですからね?毎日、えみたんのポエムで白飯食えますよ。」
笑子「やえたん…♡」
妙「お寿司ごちそうさま。お前達に相談した私が馬鹿だった。」カエル~
八重子「あ、お待ち下さい。ちゃんと考えてますって。こう見えて八重子は、毎日1000の百合ストーリーを考えていますから!」
笑子「なんとっ!1000も!さすがカリスマ百合漫画家ランキング美人部門3位!!」
八重子「ひひひ…まぁ、2位の絹子と私はメイクで登り詰めた地位ですがね。」
妙「別に、空気とか…話したくないとかじゃやいよ。毎日付き合いたてのテンションが出せないだけ。」
八重子「ん、イメージしにくいですね。例えばどんなことが疲れるんで?」
妙「例えば…、朝から赤ちゃん言葉であやされるとか、、仕事に出かける前は15分愛を伝え合うとか…。」
八重子「そんなことをいつも…。その顔で…。」
笑子「美少女の赤ちゃん言葉…気になります…。」
妙「私がバブバブしてるんじゃないっつーの。」
八重子「してくださいむしろおねがいします。」
妙「話になんねーな。帰る。」フン。
八重子「ああっ、本当に帰ってしまう!えみたん!どうしよう!?」
笑子「なにも解決してないですね!ああっ、、」
八重子「………帰っちゃった。。あ、原稿持ってってくれなかった。。」
エミタン…
ヤエタン…
続く。
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