おまけep162 あれですね。愛されるって言うのは少なすぎず多過ぎず、、
「ふう…。帰ってくれて良かった…。ごめんね、みちる。」
「ううん、いいの。妻として、時に耐え忍ぶことも必要ですから…。」
あ、これ。いい雰囲気突入か?と2人は思った。目と目で通じ合う、、顔と顔が近づく、、なんか顔つきがエロくなる。。そして、妙の手がみちるのヒップに引き寄せられ…
「みちる…。」
「ムッツリーニョ…。」
やっと、二人だけの長い夜が始まるね・・・。
ドンドンドンっ!ピンポンピンポン!!
「おねーちゃーん!開けてぇーー!」
「うわぉっ!萌だ!!」
「やーーーーだぁーーー!いませんー!」泣
「み、みちる!叫んだらいるのバレるって…」
「1時間。1時間だけよ!妙ちゃんっ!それしか我慢できないからね…。」
「そんなに我慢できるの!?成長したね!わかった!」*肯定的褒めて伸ばす育児1級
さぁ、妹よ。たとえ愛する妹とはいえ、今日はリミット1時間だ。今日ほど嫁サービスが必要な日はない。萌は知らないんだ、、会社員にとって、連休前の夜がどれほど愛を深めるタイミングであるかを・・・。ガチャ。
「萌。いきなりきちゃダメって言ったでしょ?」
「おねーちゃあん!だってぇ、明日から連休だって知ってるんだからね!?スケジュール教えて!萌と遊ぶ日決めてぇ!」
「もう〜。いつだって遊んでるじゃない。。とりあえず入りな?1時間しか時間ないからね。」
「え、どっか行くの?」
「うん。ちょっとどうしても外せない用事があるの。」
そこへ現れた義姉。もしくは不動明王。。
「ヘブンよ。私たちが行かねばならないのは!」
「あ、みちるさん。要するに、イチャイチャするから早く帰れってことだよね?」
「そうです。よろしくお願いします。さっきから邪魔ばかりで、今にも泣きそうなの。」
「ふん。泊まってこうかな、、。」
「あ?なんだって?」
「は?何にも言ってませんけど?」
みちると萌。知り合ってから今が一番やり合っている瞬間だった。
「二人とも!私を奪い合うのはやめて!」*言ってみたかったかわいいの塊、妙ちゃん。
とりあえず、萌はリビングに通された。それと同時にテーブルの上に60分のタイマーがみちるの手によって置かれた。*本気
「で。連休中、どうやって動くの?私と二人で遊べる日はあるんでしょうね?」
「えっと、二人でって日は、、ないかも?どうかな?えっと、多分ないかな、、」
「えーなんでよぉー!無理無理無理〜!!」
「あ、あのさ。みちると実家に行く日があるから、同じ日に香織と4人で行かない?」
「えー、まぁいいけど。それ以外はないってこと?おねーちゃん、みちるさんに縛られてない?大丈夫?ふごっ!!??」
今、人気沸騰中の雑誌モデル萌。人生で初めて鼻フックをされた日。もがぁっ!!!
「聞き捨てならないわね、萌ちゃん。。妙ちゃんと私は新婚よ。お互いが二人きりでいたいからそうするのよ!」
「いたいいたいいたいっ!ちょっと!モデルの顔にそんなことしていいと思ってんの!?」
「ふん、私と妙ちゃんの仲を脅かす者は何者であっても手加減しないわ。」
「みちる・・・。」*うちの妹かわいそう、、と思っている妙。
「っていうか萌ちゃん。香織と二人で旅行に行ったりしないの?」
「うーん、うちらカレンダー休みじゃないから。混んでる時にわざわざ行かないよ。。連休終わってから海外にでも行くつもりだけど。」
「羨ましいな、おい。恵まれてんだからわがまま言うんじゃないわよ。この連休は妙ちゃんと過ごすのは諦めなさい!」
「うっ・・・ひどい、、おねーちゃん。。チラ?」
「妙ちゃんもそう思うわよね?」
来た。ついに来た。天下の宝刀だ。。私とあの子、どっちが大事なの?が今、私を挟み撃ちしようとしている。。冷静に、、言葉を選ぶんだ、、妙。私ならできる。。
「みちる、、萌、、。ごめん、ちょっとトイレ行ってくる。二人で決めておいて!」*逃げ。
萌「うわ。ちょっと幻滅。。」
みちる「私も、、ちょっと幻滅。。」
妙(なんとでも言え。。くらだらないことで騒ぐお前たちが悪い!)
もっともな妙の言い分であった。
続く。
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