おまけep130 円満の秘訣は私の満足を優先することとみちるは断言した

 きゅぴんっ。みちる、参上~♡

 令和のキューティクルハニーとは私のことよ!北関東ではだけどね。最近ね、妙ちゃんと全然いちゃいちゃ出来なかったから、今日は思いっきりいちゃつこうと思ってるの。


 私ね、精神的に満たされたい隠れヤンデレだから、とにかく底なしに妙ちゃんに愛されている感じを味わいたいのね?足りない、足りないって泣いて困らせたいの。それがコミュニケーションの一環なだけなの。だけど、みちる統計によると、それを求めすぎると相手の方がヤンデレ化してこわいの。賛同してくれる人はいいねを押してね?

 みちる、人間って奥深いなぁって思って、看護師になりました。腸内細菌に秘密が隠されていると思ってるわ。だから妙ちゃんにはいつも、お味噌汁とお漬物を自家製で、、


 あ、それはそうと、それを妙ちゃんに伝えたいけど、面と向かって言うのもさ?って感じでしょ?女の謎解きに模範解答はいらないわ?

 そういうときは香織を使うの。ご褒美に毎回ご飯を奢ってたけど、最近は欲しいものリストがメールで届くから通販でポチッとしてます。便利な世の中と香織です♡


 そんなわけで、無限に降り注ぐ溺愛のスコールをみちるが欲してる旨は、香織から妙ちゃんに伝わっているはずだから、私は今、仕事が終わって帰って、キッチンで晩ごはんを作りながらあの人の帰りを待っているの。


 さぁ!早く帰ってきて!!私の背後はガラ空きですっ!!ガバッといらっしゃいませ♡


 ガチャ。

 あ!玄関の開いた音だわっ!♡


「ただいまー!みちりゅー!みちゆー!」


 か、かわいい♡そうきましたか!甘えん坊コースですね?♡甘く囁いて関節を砕きにくるエロスなコースかと思ってました!ならば、私だって女は海、女は港コースを発動するのみ!良かった、今日の晩ご飯を鰺の開きにしておいて♡


「みちる〜!」

「おかえり!どちたの?妙ちゃん♡おいで?焼津港みちるの元へ♡」

 ガバッ!!妙はみちるの胸に飛びこんだ。

(思っていたのと逆だけど・・・これはこれで至福・・・。かわゆいわよ、妙ちゃん。。)


「みちるぅ、聞いてよぉ。。事務方から営業にまわされることになったぁ~!」

「え、なんで?急じゃない。」

「八重子の漫画の担当にさせられた。。あと、ピーチさんって私が担当じゃないと契約しないって作家さんも。。」

「う、うわぁ。。ひどいことになってるね。。妙ちゃんの魅了を使って荒稼ぎする気なのね・・・。」

「やだよぅ・・・。カオルと同じ部署になってしまう。。」

「あ、そこがいやなんだ。。」

「なにもかもが嫌だ。。」

「かわいちょうに。。みちるのおっぱい触ってちょっとお昼寝する?」

「うん、、する。。」イジイジ


 やだ、、みちる・・・ゾワゾワってしてる・・・。


 大変・・・。これはこれで、、アリ。。

 これからしばらく、会社から帰る度にこのバブみが??


 アリ・・・♡


 全然、かわいそうとか思ってないみちるだった。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る