おまけep110 それが私。みちる。

 私の名前はみちる。北関東でみちると言えば私。別にヤンキーで名を馳せたわけではないわ。違うの。そうではなくて、「え、あの天使級に綺麗でかわいい女性ですか?」とすぐに皆言うと思うわ。大抵の男と、百合好きの百合育ちなら。


 年齢は2#歳。文字化けしているのはサイバーテロが多発しているからだと思う。来年からは2文字とも化けると思うけど、それはきっと太陽フレアのせいね。


 得意技は大岡越前裁き。どんな揉め事も丸く収めるわ。自分の揉め事は全力で泣いて病むけどね。どろどろよ。


 あと得意なのは誘い受け。「あ」と「ね」の2文字のイントネーションだけで相手を落とせるわ。語尾のハートも微妙に違って使い分けているの♡


 私の愛する人、恋愛破壊唯一神の妙ちゃんは、そんな私にいつだって夢中なの。



「ねーえ!最近、姉妹愛がお盛んなのは結構ですけど、奥さんのこと補充できてませんよー?ヤキモチ妬いてますよー?」

「え、そうだったの?ごめんねみちる?でもいつだってみちるだけが好きで好きで好きで好きで好きで好きで好きで好きでだいっっっっっすきでたまらないよ?」


 私には、こういう時間が必要。人はプレイと言うわね。


「じゃーあー態度で示してほしいー♡」

「え、んっと、抱きしめたら伝わる?」

「それもだけど、、もっと、、ね?」

「うん、、じゃあ、こっちおいで?」

「あ・・・。た、妙ちゃん・・・」

「かわいい、みちる。大好き。」

「あ、もう、耳元でそんなこと言わないで、、」

「じゃあ、黙らせて??」

「う、ん。」


 うちの子は普段、すっかりバブバブしてるんだけど、こういう時はたまらなくセクシーなの。私の全DNAは波打ち、全関節は一度砕けてその意味をなくす・・・。


「どう?補充できてきた?」

「うん、まだ補充中・・・♡」

「妹なのにヤキモチ妬いちゃって、みちるって私のこと大好きだね。」

「妙ちゃん、何を言っているの・・・?大好きなんて軽い言葉では表せないわ・・・。」

「じゃあ、どんな言葉なら、」

「言葉ではいかなる言語にも対応しておりません。私の貴方への愛は、デルタ波やガンマ波のようなもの、、。」

「全然わからないけど、、すごそう、、。」

「今から、体験してくださいませ・・・。」

「肩こりとか治るの?」

「それはわからないけど、気持ちがいいと思う・・・。」

「じゃあ、お願い。。」

「妙ちゃん・・・」

「みちる・・・」


 うちの妙ちゃんは、ちょっと意味がわからないくらいのことで誘惑すると、理解しようと必死になってくれるから、、私の欠乏が満たされるの、、。


 かわいくて、綺麗で、魅力的で誘惑的な、


 そしてどろどろに重くてめんどくさい女。


 それが私。


(アイスルーヒトハアナタダーケー)

(シャーボンダ・・・)



(アーイ)

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