おまけep102 カワイイを摂取したい人が自力で生産しましたお納めください 

 私、みちる。今、働いているクリニックからの帰りなんだけど、見て?

 私が歩くと、すれ違いの人がかなりの確率で私を見るの。そのくらいには、私ってすごくかわいいんだけど、、これを言うとみんな、嫌み?とか自慢?って言うわ。だからといって、謙遜すると、それもまた嫌みを言われるの。。だから、こどもの頃から私、いろんな処世術を身につけて来たわ。

 そんな私だけど、これから同じく仕事帰りの、、私の♡世界一かわいい♡世界一愛しい♡お嫁さんと待ち合わせなの♡やばいにやける♡


 そろそろ来ると思う。あ、来たっ!ああぁんっ!手を振ってる!天使がぁぁ!♡


「みちるっ!お待たせ!お疲れ様♡」

「うん、ねぇ、なんでそんなにかわいいの?みちる鳥肌立っちゃった。あ、お疲れ様♡急いで来てくれたの?たまらなくかわいいね♡抱っこしてちゅっちゅしたい・・・。」

「え、いきなり求愛がすごい。みちるもかわいいよ♡行こ?回転寿司、久しぶりだなぁ~!はい、手繋ぐでしょ?」

「繋ぐ~接着剤つけて繋ぎたい♡妙ちゃん、お寿司が回ってるの見るの好きだもんね♡コーンマヨとか海老フライのお寿司とかもあるよ♡想像しただけでかわいい・・・。」

「あはは、またこども扱いする~!芽ネギとかだって食べるし、わさび入りに追いわさびだよ?」

「そっか♡背伸びしてかわいいな♡ねぇ、今ちゅーしていい?」

「もう・・・。どんどんこども扱いになってくるなぁ・・・。」

「そんなことないよ?アダルトな妙ちゃんだって大好き♡ねぇ、ちゅーは?」

「はいはい。あんまり外でしないんだよ?んっ♡」

「んー♡ハァ・・・お腹いっぱい♡」

「え、ご飯食べに行こうよ・・・。」


 ちなみにアダルトな妙ちゃんって言うのはね、アダルトなときのアダルトなことしか考えてない妙ちゃんのことだよ♡ぶっちゃけ一番好き♡


「あ!妙ちゃん、ちょっと雑貨屋さん見てもいい?」

「もちろんいいよ!髪留め?」

「うん。新しいの欲しいなって思ってたから・・・。あ、ねぇ、これはどうかな?」

「うん。似合うね。みちるは髪を上げてるときがすごくかわいいから。」

「ホント?似合う?髪上げてるの好き?♡」

「うん、首筋が綺麗で、ついじっと見ちゃうよ。」

「私、今妙ちゃんの顔が近くてついちゅーしちゃいそう♡え~♪じゃあ~買っちゃおうかな~♡妙ちゃんも髪、伸びてきたから1つ買っておく?」

「ううん。まだそこまで長くないし。みちるのを使うから良いよ!夫婦だから共有でいい♪」

「きゃわいい~!♡じゃあ、二人とも似合うやつにしよう~♡やっぱりちゅーしていい?♡」

「いいけど、いや。やっぱりダメ!大人だから人が多いところではしません。」

「ああ~!亭主関白が発動しちゃった♡」

「後で、もう少し人がいないところでね?」

「わかったぁぁぁでへへへへ♡」


 ああ・・・この人が私の・・・特別な人。こんな幸せが毎日続くなんてっ!ほら、店員さんも、、通りすがりの人も、みんなこの人を見ている・・・。そうよね、このかわいさ。見たことないから驚くのも仕方ないわ・・・。漫画の中から飛び出してきたみたいだものね。でもあげないよ?もう私だけのものだから。


「ねぇ、妙ちゃんは私のだよね?♡」

「うん。もちろんそーだよ?ずっと持ち主でいてくださいね?」

「ぎゃわっ・・・う、うん。なんて破壊力・・・。軍艦のとびこだけ全部上げたくなるくらいかわいい・・・。」

「どゆこと?今日なんか、、いつもより振り切ってない?」

「あ、うん。帰りに院長に妙ちゃんの可愛さを惚気てたら高麗人参ローヤルゼリーもらったの。なんかすごい効いちゃってて♡」

「そっかぁ。じゃあ、ご飯食べたら早く帰ろうね♡」


「お誘い?」

「うん、お誘い。」

「妙ちゃんの分ももらってきたよ♡」



 お納めください。

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