おまけep97 みちるが妙を見せびらかすだけだよのその1
私の名前は妙。最近23歳になったばかりの会社員。
私には29歳のめちゃくちゃかわいい奥さんがいます。とにかく顔がタイプなんです♡スタイルも性格ももちろん最高です!
年上の甘やかしで、それでいて甘えん坊なパーフェクト奥さんで、毎日スイートな結婚生活を送っています。
最近結婚したばかりなので、お互いの関係者に報告したりして毎日がめまぐるしいです。今日は、お互いの仕事が終わったら待ち合わせて、みちるのお友達に紹介してもらう日なんです。きっとみんな年上だから、緊張しちゃうな。
「あ、みちる!お待たせ!」
「妙ちゃん♡お疲れ様♡仕事終わりもかわいいほっぺですね♡」
私たちの職場は近いので、仕事終わりに落ち合って、これから二人でみちるの友達と待ち合わせたオイスターバーに行きます。なんでオイスターバーかというと、みちるもみちるの友達も、活力を養いたいって。なんの活力なんだか、私はまだこどもだからわかんないけど。(キャ。わかってるくせに♡←みちる)
オイスターバーに着くと、店員さんに名前を伝えて席まで案内されました。あ、もう二人ともきているみたい。ちゃんと挨拶しないと!
みちる「おまたせ~♡平日なのに集まってくれてありがとね♡」
妙「こんばんは!初めまして、妙って言います。よろしくお願いします!」
みちる「この人が私のお相手♡で、妙ちゃんです♡で、妙ちゃん。こっちが同級生の菜摘で、なーたんって呼んでるの♡」
菜摘「よろしく~!うわぁ、写真では見ていたけど、本当にめちゃくちゃかわいいね~!」
妙「え、みちる、写真とか見せてるんですか?恥ずかしい~!」
みちる「ぐふふ♡かわいいであろう?めたんこかわいいだろ?♡」
菜摘「うん、これはみちるがおかしくなるのも仕方ないな。。」
みちる「うん。え? あ、で、こっちが愛加。3人とも高校時代のテニス部の仲間で、愛加は学年が一個下なの。」
愛加「妙さん、よろしくお願いします。本当に、あれだけ電話で惚気るだけありますね。」
妙「え、知らないところで何を言われてるのか・・・怖い。。ていうか、お二人もめちゃくちゃお綺麗ですね。」
菜摘「うふふ。テニス部御三家と言われてたの♡北関東一の美少女達とも言われていたわね!」
妙「あ、そっか。こないだみちるの実家へ行ってきたんです。あの辺の高校ですよね?」
菜摘「そう~。みちるなんてもう田舎だから目立っちゃって大変だったんだから~!」
みちる「やめてよ~♡うちの妙ちゃんもね、奇跡の美少女3姉妹って言われて、誘拐されないように大変だったってお義母様が言ってたくらいなのよ♡」
菜摘「やだ。お義母さまだって。本当に結婚した感あるわね♡」
*同じ系統のものは3つ揃いたがるの法則が今実証された。
ちょっとなにあれ?っていうレベルで奇麗所が集まってしまい、店内が軽くざわつく絵面だった。生牡蠣とシャンパンを頼み、和やかに会話が弾んでいく。
みちる「なーたんはね、旦那さんがいてラブラブなの。愛加はね、なんでも世界一甘い彼女がいるらしいよ♡」
妙「うわー、甘そう~!あれみたいだね、インドのお菓子。例えばどんな感じで甘いんですか?」
愛加「ええと、24時間こっちを見つめてため息をついてる感じです・・・。」
みちる「ナンパされたんだよね?♡」
愛加「はい。外を散歩しているのを毎回観察されていて、、声をかけられて。」
妙「へー、すごい熱量。あ、でもみちるも私のことナンパしたんですよ?」
みちる「あーん♡その話はまだしてないのに~♡」シテイイヨ!
愛加「え、二人の出会い、聞きたいです。」
みちる「え、え、ええっ!?♡聞いちゃう?♡」ハナスハナス!
始まるよ。
私、、ずっとね?運命って信じてなかったの。そう、、あの時までは。いつも、恋は追いかけて、逃げられて、そして追われて逃げて、、そんな風に、不毛なものだと思いかけていた頃だった。。
いつもより、美味しいものを食べたいねって、仕事の休憩でランチに出かけたの。いつもはお弁当とかコンビニで済ますから、、たまにはって。「美味しいものを食べたい。」。この意識が巡り合わせたのかも知れない。。レストランで、ふと前を見ると、ある一人にだけスポットライトが当たったかのように、、目が奪われた・・・。あ、あの人って。私が望んでいたご馳走が、、あそこにあるって感じたの。
その人は、、その人も、、私のことだけを見ていたの。じっと、綺麗な澄んだ目で・・・。その時、妙ちゃんは花粉症で、鼻はグズグズだった。笑 ちょっと残念なところも好き・・・。それでね?私は、、仕事の同僚と一緒だったから、、後ろ髪を引かれる思いで、、その場をあとにしたの。ああ、どうか私を見失わないでって心の中で叫んだ。この手を掴んで引っ張って、そして抱きしめてと願った。
私の中の全てのDNAが波打って、、このままでいいの!?と言っていた。だけど、私は勇気がなくって、、。だって、運命などないと結論つけていた時だったから、、。だけど、だけど、奇跡は起きた。起こしたのは私の愛しいこの人なの。この人は、、私を追いかけてきた。私の手をとり、二度と離さないために。。でもいつまでも妙ちゃんは何も言ってくれなくって・・・。それで私はっ!
妙「クリニックで連絡先を渡されて、家の前までストーカーされたんです。マジ驚いた♡その日に付き合おうって迫られたんですよ♡」
みちる「あん♡人聞き悪いっ♡」
続く、かな。
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