おまけep94 パーリーは続くよ破壊神の生誕祭だから

 アフロディーテ妙の生誕祭は続く。

 今日は土曜日。みちるは仕事だけど、妙は休日だ。みちるが仕事に行っている間、妙は実家で妹の萌&末と遊んであげていた。どっちが誕生日なのかわからない。


「大人の魅力♡妙ちゃん♡」

 末はたまにしか会えない姉にどっぶり甘え中だ。

「ああ♡みちるさん、残業になれば良いのに♡」

 萌も鬼の居ぬ間に妙を堪能していた。


 がしかし、夕方を過ぎた頃、みちると萌の彼女である香織は夕飯に呼ばれていた。非情にも玄関のチャイムが鳴る。


香織「こんばんはー♪」

みちる「こんばんはー。お邪魔します!」

 

 妙の母、志恵が玄関を開け、二人を居間に通す。


みちる「うわ。なんだこりゃ。フュージョン・・・?」

香織「三位一体??」


 妙の上に萌と末が見事に重なっていた。恐るべし世界一のシスコン達。。


志恵「さぁ、何時間やってんのよ。揃ったからご飯にするわよ?」

妙「み、みちる・・・ぜぇぜぇ、、お、おかえり。。」

みちる「ああ、、妙ちゃん、、。大丈夫?服、脱がされなかった・・・?」

香織「萌~!こっちおいでー♪」

萌「あ、本命きたぁ♡」

末「いいなぁ!!末も妙ちゃんと別にもう一人本命ほしい~!」


 全員美人だぜ。癖tueeeeeけど。


 ようやくこども達の興奮を抑え、志恵指導の下、生誕祭が始まった。


志恵(あああっ!!!み、みて、、見てください・・・。こ、この光景を・・・。ゆ、百合百合してるわ・・・。まぶしす。。)


 百合で育った百合好きの母、志恵は、静かに心の中で泣いた。


(ああ、私が憧れた女性達が、、手を振って、、あちら側へと旅立っていく。。私、、一度だけラブレターを書いたことがあるの・・・。図書委員の先輩に。。文章が綺麗だねって、、それだけが返事だった。。あああっ!私、今、我が子の姿を見て、、全てが・・・全てが・・・清められ。。)昇天。


末「ママ、大丈夫?うんうん。このカップル達見てると捗るよね。わかるよ?」

志恵「はっ!?あ、ありがとう、末ちゃん。戻って来れた。」

萌「では、おねーちゃん、誕生日おめでとー!愛してるーっ!!♡」

みちる「え、私の方が愛してるー!」

末「何言ってんの!おばさん達!スエが一番愛してるっつーの!」

妙「あ、ありがとうございます。。こんなに愛されて、、う、嬉しいですっ!」

香織「うんうん。平和だね。」


みちる(ああ。私、この家族の仲間入りできている。私、この人達と家族になったんだ。。妙ちゃん・・・。貴方と出会ってから、、私は沢山のものを、、貴方に、、与えられて・・・。今日も抱いてね・・・。)



末・香織「うわ、、なんかみんな泣いてんだけど。。こわ。。」



志恵「(やっぱり百合が)好き。。」

妙「み、みんな、、大好き。。」

みちる「妙ちゃん、、大好き。。」

萌「おねーちゃん、、好き。。」


末・香織「ねぇ、怖いから。。」

志恵「そ、そうね。ぐすっ。しんみりしたらダメよね。。さぁ、鯛の塩竃焼きが冷めてしまうわ!食べましょう♪」

萌「萌がモエロゼ開けるねー♡タワーしよ、タワー♡」

末「ねぇ、ママ。先にクロカンブッシュ食べていい?♡」←シュークリームタワー



 食と愛に満ちた家族だった。あと色欲。

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