おまけep77 足が地面につかなくて申し訳ない♡

 新婚天井超えからのスーパー確変モードに突入した妙とみちる。

 二人は浮き足だっていた。


 職場でのみちる。


みちる「ふふーん♪ふふっふーん♪なんて素敵な~妙なんだ~♪」

戸田ちゃん(あ、この感じ。用もなく私の前に現れることすでに5回目。ええい、仕方ない。茶番に乗るかぁ。)

「あれ、みちるさんご機嫌ですね。また妙さんと良いことあったんですか?」

みちる「あ!♡戸田ちゃんじゃない!ごきげんよう!♡」

戸田ちゃん「ごきげんよう♪で、どうしたんですか?プロポーズでもされましたか?」(するどい)

みちる「えっ!ええっ!?わ、わかっちゃうの?やだっ、まだ誰かに言う段階じゃなかったのにぃ!!」(茶番が始まるよ)

戸田ちゃん「あ、ホントにされたんですか!?うわ、おめでとうございます!」

みちる「ありがとう、、戸田ちゃん。正確に言うと私がプロポーズしたんだけど、だけど妙ちゃんね、、うふっ、クスクス・・・。」

戸田ちゃん「みちるさん、怖いです。あともうすぐ始業なので手短に。」

みちる「そうね。あのね、私の味噌汁が毎日飲みたいって。妙ちゃんからもちゃんとプロポーズしてくれたのぉ~♡♡♡」

戸田ちゃん「うわぁ。みちるさんが好きそうなセリフですね!笑」(言わせたな。)

みちる「これから私たち、指輪とか、結婚式とか、いろいろ考えることが多くって。でもまだ誰にも話してないから内緒ね?♡」

戸田ちゃん「そっかぁ。とりあえずおめでとうございます!」

みちる「あ、私、院長のところに行かないと!」パタパタ・・・!

戸田ちゃん(さっきも行ってたよな。笑)


 何か嬉しいことがあったのか聞かれたい女になっていた。



 職場での妙。


妙「あ!光枝さーん!お昼一緒しません??」*光枝さんは会社の先輩

光枝「あら、妙ちゃんからお誘い?珍しいじゃない?」

妙「えへ、えへへ。ちょっと報告もあるもんでへへへへへ。」

光枝「え、様子がおかしい!すぐに二人で食べられるところに行こう!!?」


 お弁当を買って二人きりで会議室。


光枝「それで、どうしたの?話したいことあるんでしょ?」

妙「は、はいぃぃ~(デレデレ)」

光枝「え、こわ。初めて見るんだけどその顔。」

妙「実はぁ~、彼女にプロポーズされたんです~!デヘヘへへ」

光枝「う、うわっ。それでその破顔を・・・!!?ねぇ、ちょっと上司に見せられない顔だよ!?社内一の美女がそれは・・・。」

妙「あ~、やばいですよね~。この顔は~。でもどうにもならなくって~!」

光枝「そ、そうか。とりあえずおめでとう。これを私がなんとかしないといけないの・・・?」

妙「なんか、いま、、最高に幸せで~♡」

光枝「ああ、唐揚げ落としたよ?あ、ご飯そんなに袖につけて・・・。ねぇちょっとっ!!」

妙「光枝さん、結婚したときのこと、いろいろ教えてくださいね~!」

光枝「わ、わかったわかった。とりあえず梅干しの種、出して。口から出して!」


 妙はひたすらポンコツ化していた。



 二人とも、周りに軽く迷惑をかけていた。


 つづく。


 

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