　妙の元カノが実家の前にまた現れたことを、妙が正直にみちるに話した晩。

　二人はベッドに入り、妙の希望通り手を繋いでいた。

「あのね、妙ちゃん？」

「なぁに、みちる？」

「私、思ったんだけどね？何も起きてないと思うの。」

「え？」

「あのね、元カノさんは、妙ちゃんが恋しくて、それでなんとか妙ちゃんに振り向いて欲しいんだよね。」

「うん。」

「でもね、私と妙ちゃんには何も起きてないの。だって、こんなに好きなんだから。毎日一緒に居て、毎日キスして、毎日スキスキって言い合ってるでしょ？」

「うん。」

「だからね？一番大事な私たち二人には、何にも起きてないんだよ？わかりますか？」

「うん。そうだね。。」

「ふふ、かわいい♡あのね、だから今日はたくさんキスして、今までで一番キスした日にしようよ♡」

「そしたら何か変わる？」

「うん♡なんにもしなくてもきっと勝手に良い方へいくと思うよ♡」

「みちるが言うならきっとそうだね。じゃあ、たくさんキスしてくれる？」

「もちろん♡もうやめてっていってもするよ？♡」

「言わないよ・・・。したいもん。」

「私たちが大丈夫ならあとのことは大抵なんとかなるよ♡」

「わかった。あのね、みちるのそういうところが好き。」

「私もね、妙ちゃんのそういうところ全部好きよ♡」

二人「明日、眠くても良いよね♡」

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