おまけep72 ERK警報⑥

 萌から警報が入った日の夜。


「みちるー。ちょっと話したいことがあるんだけどいい?」

「なぁに?妙ちゃん。え、顔が青いよ?大丈夫?」


 ぎゅうっとみちるに抱きつくパンダの赤ちゃん、妙。


「めちゃくちゃかわいいっ!♡あ、ごめん。どうした?」

「あのね、また元カノが実家の前まで来たって。萌が、。」

「わぉ。しつこいね?まぁ、妙ちゃんが魅力的だからなのはわかるけど。。」

「みちるに変な知られ方する前にちゃんと話したよ?」

「うん♡ありがと♡えらいえらいだね!で。妙ちゃんはどうしたら良いと思うの?」

「うーん。わかんない。」

「そっか。ねぇ、こっちから電話しちゃえば?」

「えー、あのね?みちるにこういうこと言いたくないんだけど聞いてくれる?」

「うん♡もちろんだよ♡」

「あのね、いい加減にして欲しいし、みちるとずっと一緒に居るつもりだから変なことにしたくないしされたくないの。だけどね、悪い子じゃないの。」

「うんうん。ひどいこと言いたくないのね?」

「うん。。だけど、ずっとこんな感じだったから。。」

「あー、泣いちゃったね。。よしよし♡」

「ぐすっ、、早く、別の人と、出会って、、ちゃんと幸せになって欲しいって・・・。ひっく、、」

「そっかそっか。そうだね。じゃあ、多分、ずっとこのまま会わないほうが良いのかもね~。難しいね?」

「うん。。でもみちるがいい。みちるが好き。みちるじゃなきゃやだ。だから変な勘違いさせたくないし不安にさせたくないし。。」

「ぐっ・・・(な、なんて破壊的な・・・!♡だめ、しっかりしてみちる。今は悶えてはいけないところ。。)そっか。ちゃんと考えてくれてありがと♡大丈夫だからね?」

「今日、手繋いで寝てくれる?」

「・・・もう無理。(顔のにやつきを我慢できません好き。)」

「え、ダメなの?」

「ダメじゃないです!(ごめんなさいこんな私で。でも好き。)」



みちるの心の声

(うーん。しかしどうしたものかなぁ。。女の執着は言ってどうなるものでもないし。。私も実は闇の深い女だから気持ちはわかるけど。。でも大丈夫。私は絶対妙ちゃんと別れない!妙ちゃんを守る!)




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あと1,2話でこの流れは終わりです。

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