おまけep70 ERK警報④
絵理香とたまに話すようになって、妙はだんだんと心を開いていった。
絵理香はそれ以来、自分から「付き合って欲しい」とは言わなかった。ただ、こうして話すことができるだけでも良いと言ってくれた。妙はいつも他人から強い好意を与えられるだけ与えられ、欲され続けるのが苦痛だった。だからこそ、絵理香の一歩下がった態度に心地よさを感じ、感謝すら覚えた。
そして、妙と話すときの絵里香の嬉しそうな、そして恥ずかしそうに頬を赤らめるところが好ましかった。最初は思わなかったが、良く見たらかわいいと思い始めもした。だから、
「ねぇ、絵理香。付き合おうか。」(上から女王が許される女)
妙はついに自分から付き合うことを提案した。
「先輩、、ほ、ほんとうに?」
「うん。絵理香のこと好きだよ。」
「わ、私も、ずっと好きです!先輩だけが!ずっと!うれしいっ!」(ラブコメテンプレはめ込み)
。。。。。
萌「という感じで、お姉ちゃんはうっかり絵理香と付き合いだしてしまったんだよ。」
香織「え、いい話じゃん。何がダメだったの?」
萌「その頃は私がお姉ちゃんを他の女に取られたくなったから、、あ、いや、その話は別だ。」
「問題は、絵理香の束縛が始まるわけなんだけど、絵理香だけが責められる話でもないのよ。うちのお姉ちゃんってほら。」
香織「ああ。あの破壊的な魅了チートね?」
萌「そう。あ、でも、私にとっては香織の方が破壊的に魅了チートなんだからね?♡」(はじまるよ)
香織「え、魅了できてる?」
萌「うん。とろとろだよ?♡」
香織「甘露煮みたいに?」
萌「そう、甘露煮みたいに。。」(なんなんだよ!!)
香織「私だって、、萌に魅了されまくってるよ?」
萌「どのくらい?」
香織「そうだな。。パンケーキの分量を小麦粉と砂糖間違えたみたいに。」
萌「ちょー甘いじゃん♡」
二人「食べられないよ・・・♡♡♡」(なんなんだよ。)
回想はまだ続きます。
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