おまけep17 カルテット♡
https://kakuyomu.jp/works/16817330655108439970
妹の萌と香織が付き合うまでの話を書いている途中です。
「二人がいいの3」
ガチ恋でしたってところを書いていて楽しいです。
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今日は都内にある大きなお花見スポットに来ています。
大きな白い桜と薄いピンクの桜のちょうど真ん中、ビニールシートを敷いて、真ん中には妙とみちるの合作であろうお弁当が豪華に並んでいる。
「はぁ~、、お姉ちゃん・・・♡」
妙の膝の上に頭をのせて、満面の笑みをみせているのは妹の萌であるが、、その隣はと言うと、、
「あーーん、みちるさんの膝枕、さいこーぉ!癖になっちゃいそう~!」
同時にみちるの膝枕を堪能しているのは萌の彼女、香織である。
みちる「どっ、どうしてこうなったんだっけ??」
なぜこのような状況に?と再確認を妙に求めながらも、香織の頭をなでつけているみちる。別に嫌じゃないし、なんなら香織も可愛いから楽しいのは間違いない。
香織「ごめんね、みちるさん。うちの萌は時々、妙ちゃま成分を摂取しないと小さくなっちゃうからさ。」
マリオみたいに?
大のお姉ちゃん好きである萌がみちるにお姉ちゃんを譲っても平気でいられるには、まず香織の存在が大きいのだが、できる姉気遣いのプロである妙が定期的にこのようにして妹といちゃこらしてあげているのが一番効果を発揮していた。
妙「いや、、別にみちるがいるときじゃなくても良いんだけど、、どうやらこの二人はみちるともイチャイチャしたいみたいで・・・。」
萌「お姉ちゃん♡」
香織「ハァハァ、、みちるさん。。」
みちる「可愛い。キモい。怖い。かわいい。」
萌「さ、名残惜しいけどそろそろ交代しようか?」
香織「えー、うん。まぁ、そうね。」
交代ってことは、やっと私が妙ちゃんと膝枕し合う時間ね♡、とみちるは心底喜んだ。芝生、桜、晴天、そして愛しの大天使妙。こんなに幸せなことはない。
妙「はい、じゃあおいでー」
妙のかけ声に猛突進を謀ろうとしたみちる。しかし先に返事をしたのは、、
香織「はーい♪」
は?
え、は?
「は?」
みちるは今までにない零度の声を出していたと、後に萌は語った。
萌「いや、一応ね。私が香織意外の人とイチャイチャするわけだから、香織にも同じ権利を与えるのが恋人として礼儀だと思うわけですよ。」
それでね、、よろしくおねがいしますね?・・・と萌がよじよじとみちるに近寄り、
萌「わーい!今度はみちるさんの太ももだーい♡」
妙が香織を、みちるが萌を膝枕する時間に移り変わったのだった。
みちる「なにこれー!ねー、たえ~!妙ちゃんってば!これイヤじゃないけど私は?私だって妙としたい!膝!まく!らっ!」
つーか、足しびれてるってーの。つーかこいつもかわいいな!
妙「あとちょっとしたらね~!待っててね、ハニーちゃん。お姫様。私の奥さん。愛しの人。」
みちる「え、ええ、ええっ? ハイっ!待ちます!♡」
萌・香織「うーわ。チョッロ~!笑笑笑」
「だからさ。前から言ってるじゃん。うちらカップルじゃなくてカルテットしよって。」
みちる「うーん。こうなると悪くはない・・・と思う。いやでもしかしだな。やっぱり私は妙ちゃんを独り占めしたい。」
「ねー、そっからでいいから愛してるって言ってー!」
そんなわけで、妙とみちるはお互いに別の女を膝枕しながら、「愛してる」としばらく言い合うことになった。半ば無理矢理。
萌「あ、わかった!みちるさんが正座してさ、その上にお姉ちゃんが頭を乗せて、私がお姉ちゃんの足の間に寝てお腹に頭おいて、私のお腹に香織が頭乗せたらカンペキじゃね?」
香織「やだ、それ天才~!」
みちる「ねーちょっと!私はいつしてもらえるのよ!」
3人「あ。してもらいたいんだ?」
「ついにみちるさんも甘やかされる沼にはまったか。」
みちる「大分前からすっかりズブズブにはまってるわよっ!!!」
「私もデレさせて!!!」
大丈夫。妙はちゃんと家に帰ってからズブズブにみちるを甘やかせられる子です。
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