おまけep13 いろいろ重くない?
妙です。2泊3日の会社の慰安旅行から帰ってきました。
初日から寂しくて泣いていた彼女、みちるのためにお土産もたくさん買ってきました。みちるをあやすために派遣した妹にもお土産をねだられたので帰りの荷物はパンパンでした。
私は今、居間の絨毯の上で仰向けになって大の字に寝ています。なぜかというと、みちるが私の成分を補充するためにぴったりと上に乗っかっているからです。
匂いを嗅がれています。くんかくんか、スハスハされています。胸の上でみちるの頭がぐりぐり押しつけられています。なんていうかこれはもう・・・
(あーーーー、かっわいい。。)
めちゃくちゃ愛しいな。みちるは美人で私のタイプそのものの天使です。旅行から帰ってきてから1ミリも離れたがらないみちるに私はキュンとして止まりません。
「あぁ、、妙ちゃん。温かいよぅ。やわらかいよぅ。」
返事しなくても良いみたい。独り言言ってるっぽいから。だから黙ってみちるの背中を優しくさすって、たまにぎゅぅっと強く抱きしめたりしてます。すごく強くぎゅうううってするとみちるは喜びます。
「成分補充できた?」
なんて言ってますが、私だってみちるの成分補充してるんです。実際、会社の旅行がなければこんなに可愛いみちるをみることができなかったので、会社に感謝してます。まじありがとう社長。私今幸せです。
(これが欲しかったんだ。目一杯甘えてくれるみちる。)
(あーー、幸せつ!)
「あーー!幸せ~!」
「あはは。」
「な、なに?妙ちゃん?」
「今、心の中でハモった♡」
「ああ!妙ちゃんが愛しい顔してる!今みちるのこと好きだーって思ってるでしょ!?」
「そりゃ思ってますよ、こんなに可愛いんだもん♡」
「えー、重くない・・・?」
「ううん、みちる軽いよ。全然重くない。」
「いや、乗っかってるのもだけど、精神的な意味で、。」
「? ああ、 どんとこいだね♡」
「まじ?一緒のお墓に入りたいって言っても引かない?」
「あはは。引かない引かない。霊園のパンフレット集めてくるよ?」
「まーじかー。愛が深い~♡」
「あ。じゃあさ、霊園はともかくとして、指輪のパンフレットとかはどうですか?みちるさん。」
「こっ!婚約指輪ですかっ!!??」
「んー、高いやつはまだ無理だけど、安物じゃなくてそれなりに気持ちを形にするって言うか。どうですか?」
「はいっ!末永くよろしくお願いします!!♡」
ん?話飛んでね?ま、いっか。可愛いから。
デレ最高♪
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妙は自分が甘やかす側だと思い込んでいて、今みちるに甘やかされることで知らない幸せを見つけてまして、みちるはしっかりして重くない女じゃないと恋愛はうまくいかないって自制してるんですけど妙が素直なみちるを受け入れ姿勢なので、そういった意味で二人はお似合いなんですね。
付き合うまで、結婚するまでこのくらいの期間とか、年齢とか立ち位置とか、こうじゃなきゃダメみたいな価値観はそういう二人には素で幸せになるのに邪魔なだけなんです。って話。
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