おまけep12 ヤンデレら・・・ないんだから!
「じゃ、行ってくるね?」
「うん。行ってらっしゃい♪気をつけてね♡」
玄関でギュッとハグをすると、軽くキスをして妙が出ていった。
妙は会社員。会社の慰安旅行で2泊3日のお出かけです。出会ってから怒濤の進展をして同棲を始めた二人は久しぶりに離ればなれになるのだけど、大丈夫かなぁ?って感じなのは・・・?
みちるですね。
昨日の夜は随分と好き好き好き好きしまして・・・、朝もBダッシュでキスをした。お見送りの感じでは一応大丈夫そう?
早朝から妙がいなくなってしまったみちるは出勤までまだ2時間ほどある。飲みかけのカフェオレに口をつけて、テレビを見ながらスマホを片手にとる。
一番に開くのは妙とのチャット画面。一番最後の記録は昨日の夕方、、
『仕事終わったよー。今から帰るね!』
『うん♡気をつけてね。』
・・・・・・・。
「うわぁーーーーん!次をくださいーーー!」
もう寂しい!!
「はっ!寂しくなんてないよ~!たかだか2泊ですよ?良い大人がそんな。良いリフレッシュですよ!」
「仕事行くっ!ぐずっ!」
泣いてるやんけ。
ちなみに妙はマメなできる子である。
『着いたよー!』
『お昼ご飯これ!』
『これうちの社長。笑』
ものすごい定間隔でみちるをほったらかしにしない。やり過ぎずほったらかしすぎず。そりゃモテます。
妙ちゃん♡ 楽しそうでなによりよ。
さ、仕事も終わり。帰ってちょっと良いお酒でも飲んでやるわよ!たまにはデパ地下のお惣菜も良いわね!
・・・3時間後。
「さ、さ、さ、さーみーしーいー。。。。。。」
みちるは妙が朝脱いだパジャマを抱きしめて匂いを嗅いでいた、、。
「いいにおいーっ!」
でも絶対寂しいって言わない!そんな重い女なとこみせらんない。
その時、スマホの着信音が入った。妙からだ。
みちる「ズズっ、、もしもし?」
妙「ん?もしもし?みちるどうした?」
みちる「んーん、なんも? 楽しくやってる?」
妙「うん、まぁまぁね。これからスナックでカラオケだって。先におやすみ言っておこうかと思って。」
みちる「うん、妙ちゃん大好きよ。おやすみね。」
妙「・・・。ねぇ、、ビデオ通話にしていい?」
みちる「ダメ。ダメです。」
妙「なんで。」
みちる「さみしくなるでしょーが!」
妙「寂しいから顔見たいんでしょ!」
プッと通話からビデオ通話に切り替えられた。ぐぬぬ、、とみちるは仕方なく自分も切り替えた。
妙「顔見せてみ?」
みちる「なによ?」
妙「ほら。泣いたでしょ。」
みちる「言わないで。」
もうダメです。泣きます。
みちる「ちょっと寂しくなっただけ!ぐすっぐすっ」
妙「大体わかるんだから電話したいって言えば良かったじゃん。」
みちる「ダメなの!声聴いたら会いたくなるの止まんなくなるでしょ!」
妙「えーそんなかわいいこというのー?ちょっと恋が増しちゃうなー?」
みちる「なんでそういうこと言うの?・・・声も好き。。」
妙「私も好きだよ♡」
みちる「ああーん!いつもより甘い声で言ったー!このやろぉー!」
妙「ごめん、そろそろ行かないとやばいけど、明日の朝も電話するから。泣かないで?大好きだよ。」
みちる「大丈夫。。ちょっと取り乱しましたが雰囲気にやられただけですので!」
妙「そかそか。笑」
みちる「妙ちゃん、、世界一愛してる・・・。」
妙「私も宇宙一愛してるよ!」
翌日は妙の配慮により、妙の妹の萌がみちるの家に派遣された。
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コピーロボット
妙は重い女どんとこいです。
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