おまけep11 ついにデレた妙
「38度5分。」
愛しの妙ちゃんが熱を出しました。
「うううっ・・・。」
「会社おやすみだねー」
「休んだことなかったのに。。。」
凹んでる、、かっわいい、、いや不謹慎だ。でも涙目なんだよな、妙ちゃん。。ああ、可愛いよ・・・。私も仕事休んでずっと一緒に居たい。。
「とりあえず、おかゆ作ったから食べて?みちる、仕事行くけどへーき?」
「うぁ、、?うん。。」
うつ伏せで寝たままの妙ちゃんが両手を伸ばして抱っこと訴えかけてくるから、喜びを抑えてママのように頭をなでてあげた。
「つらいねー?」
「んー、んー」
や、やっば!なにこれすごいいかわいいんだけど。え、どうしよう。私も熱でるかも。赤ちゃんじゃん!
ベッドに腰をかけているみちるの腰に抱きついて、太ももの上で顔をぐりぐりする妙。
「あ、妙ちゃん、、私それ以上はちょっと、、無理かもっ!妙な気分に・・・」
「んー?もう仕事行っちゃう・・・??」
「はぁんっ!その顔やめて!寂しいの?行かないで欲しいの?!あああ、好き♡」
「ぐぅ、、、私も大好きだよ・・・。い、ってらっしゃ、い。。」
妙ちゃぁぁぁぁんっ!かわいすぎるぅぅぅ!
「早く帰ってきてね、、。」
妙ちゃぁぁぁぁんっ!むりぃ!イヤ早く帰ってくるけど!このまま出かけるのがむりぃ!ほっぺ赤いかわいい!弱ってるのかわいい!!
「あーちゅーしたい。。」
「ちゅー?」
「絶対風邪うつらないって約束するから、、ちょっとだけちゅーして良いですか?」
「んー、。したいからしてもいいよ。」
太ももに顔を埋めていた妙がひっくり返って仰向けになると、下からみちるを見上げて両手をあげた。
「パ、パンダの赤ちゃんっ!♡♡♡」
妙のIQは急速で低下していた。
しかしみちるは大人なのでしっかりちゅーをしたあとに仕事にでた。そしてしっかり仕事を終えて最速で帰ってきたのだった。
「ただいま。具合はどう?」
「うん、大分良いよ。熱も下がってきたし、明日は仕事行けそう。」
「そっかそっか。」
ホッとしてみちるが寝ている妙に顔を近づける。
んーっと朝のようにちゅーをしようとすると、、
「ダメだよ、風邪移るよ?」
「え?」
顔を押しのけられたみちる。
妙のデレは消失していた。
しかし、みちるはあの朝のデレだけで米が食えると後に語り続けた。
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