おまけエピソード7 大天使カップルの惚気 妙編
ある日、春の暖かさが感じられだした晩のこと。
妙はいつものようにみちると夕飯を済ませ、先にシャワーを浴びた。翌日も互いに仕事ということもあって、程なくして就寝するつもりである。今はみちるがシャワーを浴びている。
妙がキッチンで何気なく冷たいお茶をグラスについでいると、カチャっとドアが開いた音がした。みちるがシャワーを終えて居間に戻ってきたようだ。妙は振り向きもせずにみちるに話しかける。
「でたのー?冷たいお茶飲む?」
「うん、でも妙ちゃんのを少しもらうから良いよー」
そんなやりとりをしていると、妙の背後にみちるがじりじりと近寄ってきた。後ろにいるという気配を感じつつも気にしないていると、妙の背中にそっとみちるが抱きついてきた。
「うん?」
お茶をグラスについて片手に持っている妙。おっと、ちょっとあぶないよ?と思いつつも受け入れて抱きつかれていると、
「妙ちゃん、、。」
妙になまめかしい声のみちる。いつもよりなんか、、艶っぽくてドキッとした。
「なに、みちる・・・っつ!」
軽く首を曲げて後ろに抱きつくみちるを見ようとすると、、みちるは真っ白なネグリジェ姿だった。しかも、透け透けの。
「わっ、、、ど、どうしたのそれ!?」
「ん。暖かくなってきたから買った。似合う?」
やっとみちるの体が離れたので振り返ると、下着はブラを着けておらず、、なんとも魅力的なシルエットがはっきり見えているのにひらひらとレースが至る所に着いた真っ白なネグリジェは、、
「わ、すごい。天使みたい。」
「そ?ちょっとエッチな天使に見える?」
「うんっ、、すごい、似合ってる。てか、これからいつもそんなの着るの?ちょっと目のやり場に困るというか、、あちこち見ちゃうんだけど。。」
「ううん。たまには妙ちゃんを誘惑しておかないとって思って。たまにしか着ないよ?誘惑できてる?」
そんな姿で、両手でレースをつまみながら、上目遣いで頬を赤らめてこっちを見つめてくるみちる。
「めちゃくちゃかわいい・・・。」
「愛してねの合図だからね?」
「ん、わかった。」
「飽きられないようにって買ったの。気に入ってくれて良かった。」
「飽きるわけないじゃん。いつも隣に居るだけでドキドキしてるよ。」
「そうなの?」
「そうだよ。」
「じゃあ、もう脱がせても良いよ。」
妙「と、こういうことがありました。姉は大天使と出会いました。」
妙の妹「なにそれ。リア充爆発しろって自分が言う日が来るとは思わなかった。。妹にそんな話すんなっ!」
そんなあけすけな妙の妹とのやりとり。
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次回、妙の妹もハイスペックという話。
おまけエピソードだけで200話まで書きたいとなんとなくノリノリです。
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