おまけエピソード3 ママ?
最近、よくあること。
ふとした時にみちると目が合うと、まず数秒じっと見つめられる。次に目が少し細められ、その次に口元がだらしなくなる。
そして、わさびを食べたあとみたいにきゅっとしあたと、
「妙ちゃん♡かわいいね♡はぁぁぁ」
そう言って、ギュッとハグかちゅっとキスをされるのが定番になってきた。
嬉しいんだけど、うん。実はやばい嬉しいんだけど、、やっぱりこども扱いというか、大人として見られていない気がする。なんというか、恋人としての愛情と言うより母性?
「ねぇ、可愛い可愛いって言うけど、みちるのほうが童顔だからね?」
「あと、私はみちるのこと呼び捨てなのに、なんでちゃんづけなのさ。」
ああ、また照れ隠しとは言え、素直じゃないことばっかり。この口はもうっ!
わーい!ってみちるに飛び込んでいくくらいの可愛げが欲しいよ、。
「んー?妙って呼び捨てする感じじゃないんだよねー。なんとなくだけど。」
「ほら、赤ちゃんのこと、赤~って呼ぶ人誰もいないでしょ?そんな感じ?」
「妙ちゃん♡って言うと、代謝が上がるの。」
赤ちゃんと同じ扱いなのか、、、。
「ねぇ、私のこと大人だと思ってないでしょ。」
ぶうたれた。
「いえいえ、そんなことはないのです。夜な夜な、あんなことやそんなことをして頂いてますから、妙ちゃんが大人なのはもう私、すっごくそれはすごくわかっていて、本当にもう♡やーぁ・・・」
っと、みちるが体をくねくねして顔を両手で覆う。
いや、言い方っ!ハズいから。
「仕事中とか、大人な妙ちゃんのあんなことそんなことを思い出すと結構大変なんですよ?あと今も思い出してしまったのであとでよろしくお願いしますね?♡」
あ、うん。それはこちらこそよろしくお願いしますって・・・なんか話が変わってきてるけど?
「仕事中にエッチなこととか思い出しちゃダメでしょ。て言うか思い出すな、恥ずかしいから。」
「だってぇー、ああいうときの妙ちゃんの顔、すっごいんだもん。脳が勝手に思い出しちゃうんだよ。」
ああ、もう、恥ずかしくて顔があっつい。違う話にすり替えよう、、、っと、??
みちるが「!」となにかを閃いたかのようにスマホを取り出すと、私に背を向けて何やら自撮りを一枚と、カシャっと音をさせて撮った。
「はい、送ったから見て~」
私に送ったの?んーなになに?とゆっくりスマホの画像が届いた通知をタップしてみると、、
「なにこれ!?」
「キス待ちの私。」
みちるが目を閉じてちょっと唇をキスしやすいように差し出している顔。
「へへへっ、どう?」
「・・・これは破壊力すごいです。。」
「ね、仕事中これ見て思い出しちゃったりしたくならない?つい見ちゃったりしたくならない?」
「な、なる。。」
「うふふ♡」
「こんなの、自分が可愛いってわかってないとできないよ、?」
「まー、私可愛いし。妙ちゃん、私の顔好きじゃん?好きでしょ?」
「そりゃ、宇宙一可愛いと思ってますけど。」
「私も妙ちゃん、宇宙一愛してるよ♡」
まぁ、いいか。
「私も愛してるよ、もうっ。」
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