応援コメント

追憶の欠片5 「もしも」と「そして」②」への応援コメント


  • 編集済

    破壊してよろこびくるくる回るヴァイス。
    ちょっと罪悪感もあったことだけが救いとは悲しい。


    前話へのコメントと重複しますが、
    自然でない方法での誕生は、別に良いと思うんです。神への冒涜とか異端審問会の裁きがとか、そういうのからは守られるべきで。

    でも教育は絶対に、「我々一般人が善とみなす価値観」において行うべき。
    将来的に悪人になるにしても、常識は持っているのと最初から狂ってるのでは大違いですからね。


    最後の、生死観のところが感慨深い。

    作者からの返信

    見た目年齢は二十代位の男性がくるくる回って喜びを表現しているのは、結構なホラーですね…笑

    外の世界に出て、ヴァイスが初めて見た理想の『家族』。
    生前の彼等の姿を見ているからこそ生じた罪悪感ではありましたが、それ以上に自分が持っていないものを持つ者達を壊すことに、ある種の快楽を覚えました。
    ヴァイスの思考、性格には環境など様々な要因があるとは謂え知識としての善悪の判断はつくはずなので、この行動自体は彼の意思であることに間違いありません。

    死生観、感慨深く感じて頂けて嬉しいです!
    タイトルは覚えていないのですが、学生時代に読んだ本の中に『人間の心は脳の電気信号である』といったニュアンスの一文があり、かなりの衝撃を受けました。
    イラストで人の心はハートで表現されるためその時までは『思いやり』や『優しさ』といった言葉を聞くとハートや心臓を連想していたのですが、確かに心臓で物事を考えている訳ではないなとはっとしたのを覚えています。
    その本と出会ったのも私が小学校高学年か中学生位だったので、ヴァイスの精神年齢と併せてもちょうど良いかなと思い、当時の驚きを彼の死生観に反映させてみました。

  • ジスト先生!
    確か以前、サーカスにいて、洗脳されて・・・という過去の話が出てきていましたが、想像以上にえぐい。ま、ヴァイスだから驚きませんが!

    そしてヴァイス、たった三ヶ月で外の世界に放り出されたんですね。
    愛を知らない生後三か月の赤ん坊だと思うと可哀想ですが・・・。

    アリスのパパ、亡くなった(?)のはサーカスとかかわったせいだったのか。。。アリスにとってサーカスとヴァイスは父親のかたきだったわけですね。

    なんだかアリスの記憶が戻るのが怖くなってきました(戻る展開があるのかどうかも分かりませんが・・・

    作者からの返信

    ジストの件、覚えていて下さりありがとうございます!
    本人はシェリーにさらっと話していましたが、加害者であるヴァイス視点にするとちょっとエグさが増しますね。
    自分と会った記憶を消した上で洗脳を掛け、ジストがリヒトを始末できてもできなくても最後は自死。本当にオモチャのような扱いで、人の心はないんか…←
    そしてここでのリヒトとジストの話はまた別の場所で掘り下げる機会がありますので、ご期待頂けましたら嬉しいです!

    三ヶ月で外の世界に放り出されたヴァイス。
    見た目は二十代位の青年、中身は赤ん坊な逆コナン君なのでどこまで子供っぽい仕草をさせていいものか悩み所です…二十代位の男性がくるくる回って喜びを表現しているのは、正直色々な意味でホラーだなと感じました←

    リヒトの死には間接的に『サーカス』が関わっています。
    シェリーとの出会いは否が応にも『サーカス』へと繋がり、アリスは知らず知らずの内に自分の喪われた記憶を取り戻す切っ掛けを得ていました。
    白兎との出会いで、日常から非日常の不思議の国へと行った『アリス』。彼女が見たものは最後に全部夢だったと解りますが、こちらのアリスの『夢』は記憶を喪う前と後、果たしてどちらのことを指すのか。
    アリスの物語に、もう少しだけお付き合い頂けましたら幸いです。

    改めまして拙作をお読み頂き、誠にありがとうございます!

  • ヴァイスの動きがだんだん分かってきましたね。ヴァイスもまた何者かの作為で動かされているのでしょうか?

    サーカスが、リヒトに目をつけたのですね。でも、その仲介役?に『ジスト』って、あのジスト先生ですか?
    すっごい繋がりじゃないですか?(見方は、合ってます? 何か読み間違いをしていたら、教えてください)

    メモしたノートをめくりながら、思わぬ関係性にびっくりしているところです。

    作者からの返信

    こんばんは、根 九里尾様。
    コメント頂きありがとうございます!

    本編では謎めいていたヴァイスの心理、行動なのですが、裏側ではこういったことが起こっていました。
    ミデンに言いくるめられていることに違いはないのですが、以降のヴァイスの破壊行動は彼の意思に基づいています。力がある分厄介なことに…

    ちなみになのですが、この過去編は本編から七、八年前位を想定しています。
    この時点で既に、プリメラは『光の御子教』、『サーカス』と関係がありました。

    『追憶の欠片4』のリヒト達の過去編で彼は『魔法警察省に就職する』という話をしていたのですが、それがヴァイス達との接点に繋がっていきます。魔法警察省に籍を置いていたからこそのジストとの縁ではあったのですが…
    そうなんです、あのジストです。アリス達が一年生の時の文化祭(王姉弟の内通が発覚した文化祭です)で、ジストとヴァイス、ミデンは顔見知りのような口振りでした。
    ジストが彼等と知り合ったのはシェリー、シエル兄妹がヴァイスと出会う前のお話で、ジストがリヒトの下に送られたのと前後する形となります。
    リヒトとジストの関係性についてはまた別の機会に触れようと思っていますので、御期待頂けましたら嬉しいです。

  • ほおであります(*_*;ヴァイスさん『美しいもの=壊したい』これはおそらく嫉妬みたいな感じでありますかな? 心のどこかでみんなが羨ましいのでありますね('ω')ジストさんを送りつけた理由はそれでありますか('ω')

    作者からの返信

    おはようございます、ユーディ様。
    拙作をお読み頂き誠にありがとうございます!
    また改めまして、先日のコメントの誤送信は大変失礼致しました。

    特殊な生まれのヴァイスですが、彼の考え方でいうとミデンも同位体のシオンもレネスも家族とはなり得ないようです。
    ですのでユーディ様の仰る通り、ヴァイスは自分が持っていないものを持っている他の人間に嫉妬心を覚えています。しかしその気持ちを昇華する方法が解らず、それをミデンに利用されてしまいました。

    ジストと『サーカス』の繋がりはアリス達が一年生の時の文化祭で明かされていましたが、それがここに繋がっていきます。
    このジストとリヒトの話はまた別の機会に展開していきたいと思っておますので、どうぞお楽しみにして頂けましたら幸いです。