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長い長い、文化祭でしたね。
大好きな先輩はサーカスの一員として去っていき、大事な友達には酷い言葉を投げかけ絆を傷付けてしまったり。
アリスにとっては失うものが多すぎた章でした。
家に帰って、ゆっくりお休み。
そんな気持ちになります。
最後まで読んだ後に改めて章タイトル「ずいぶんよく寝てたこと!」の文字を見直すと、ストレートに胸を打たれますね。
起きた後にすべきことが、なんとも多く積み重なってしまったものです……。
作者からの返信
こんばんは、濱丸様。
コメントありがとうございます!
アリスにとっても、シェリーにとっても長い文化祭編でした。
ここに繋げるために物語前半ではキャラクター達の関係性といった部分を細かく書いていたので、こうして無事文化祭編をお届けできたこと、安心しております。
アリスにとっては大きな苦難となった文化祭編、彼女だけではなくレイチェルやミリセントの意識にも大なり小なり影響を与えることとなっていきます。
『失うものが多すぎた』…濱丸様のお言葉の通りで、アリスは今後多くの人物達の助けを借りて、シェリーが戻ってくることを願いながら、麗と向き合うために悩み、自分にできることを模索していきます。
そんなアリスを、どうか温かく見守って頂けたら幸いです。
章タイトルにご注目下さり、ありがとうございます…!
拙作の章タイトルの付け方、実は決まりがありまして、本編と短編の『断片』と付く章は『不思議の国のアリス』から。その中でも『アリス』の記憶に深く関連する章に関しては『鏡の国のアリス』の文章を引用しております。
同じく短編扱いですが、過去編で『欠片』と付くものにはマザーグースを引用しています。
この『ずいぶんよく寝てたこと!』は『不思議の国のアリス』に出てくるアリスのお姉さんの台詞なのですが、麗の魅了から解かれたこと、目を覚ますと何もかも夢のように全て終わってしまっていたこと、全部ひっくるめた上でこれ以上のタイトルはないなと思い、こちらの台詞を引用させて頂きました。
引用元となる作品のリスペクトが、上手くお伝えできていましたら何よりも幸せです。
以降、文化祭編の纏め的お話が続きます。
大人達、アリス達それぞれで進む物語を引き続きお楽しみ頂けましたら嬉しいです。
深く沁みるお言葉、本当にありがとうございます!
コメント失礼します。
ようやく意図せぬ二重生活から開放されたアリスですが、主観的には一気に色々と起こりすぎて苦しいですね。まさかの想い人の裏切りと、自分の意志ではないとはいえ自分のやらかしによる親しい友との離別……!
お家に帰って、お休みの間に元気になってほしい所。
作者からの返信
こんにちは、ランドリ様。
コメント頂きましてありがとうございます!
実はこの文化祭編、全体を通して皆様から阿鼻叫喚といったコメントを頂きますことが多く『もしかして、これ結構エグい展開だった…?』とそこでようやく認識した次第でした。
シェリーや麗の役回りを考えるとアリスの心情がこうなるのは当然かなという気持ちだったので、Web小説で主人公の苦悩や葛藤は流行らないというのを知って『おっと汗』となりました。
実はこの展開を友人に話した時も『人の心がないのか』と言われましたが、あります…!笑
アリスを労って下さり、ありがとうございます。
次の話では大人達の話やクリスマスの話といった、文化祭のその後のお話となります。
傷心ながらもアリスにとっては久し振りの日常回となりますので、少しでも癒しをお届けできましたら幸いです。
改めまして拙作をお読み頂き、誠にありがとうございます!
圧巻の文化祭編。
敵も味方もそれぞれ傷つき失うものが多かった章に思えます。レギュラー以外の人外存在の活躍や人との関わりも描かれ、物語の濃度が一段と上がったように感じました。
少女たちの想いあう友情の行方に幸あれ。
作者からの返信
こんばんは、沖ノキリ様。
コメント頂きありがとうございます!
圧巻とのお言葉、感激です…!
今までまったりまったり進んできた物語の積み重ねであったり、色々と盛り込みに盛り込んだ話だったので、全てが報われた思いで一杯です。
アリスとシェリー、麗、それ以外で彼女を取り巻く人物達との関係性を掘り下げていた分、アリスの喪失感を深く感じて頂けたらとの思いから、この構成になっていました。
アリスの記憶に纏わる話やシェリーには、直接的、間接的に多くの人物が関わっているのですが、今まで学校メインで話が進んでいたため、それ程光が当たっていませんでした。
彼女達が二年生になると学外の大人達も巻き込みつつ、少しずつ学校から離れた場所のお話も増えていく予定です。
『少女たち』と表現して下さり、また彼女達の友情を思って下さりありがとうございます…!
どうしてもアリス、シェリーが目立つ話ではありますがレイチェルやミリセントの存在も、アリスにとって決して小さくはないものです。
今回文化祭で大きな傷を負ったアリスですが、彼女が今後何を思い、行動していくのか、見守って頂けましたら嬉しいです。
素敵なコメントを頂きまして、誠にありがとうございます!
何だか、アリスの気持ちを想うと”ぐっ!”と来るものがあります。
「ずいぶんよく寝てたこと!」編では、壮絶な戦いの場面がありましたが、必ず戦っている人達の”心の声”が表現されていて、涙が出そうになりました。
特に、シェリーのセリフとその心情表現は、本当に臨場感があって読むのを一旦止めて、感慨に耽ってしまいました。
それから、どうしてもお伝えしたいのは、みなさんのコメントです。自分は後の方から読んでいるので、みなさんのコメントも目を通させていただいています。
「わあああ、まったくだ」「なるほど」「へー、そうなんだ!」と、コメントにも一喜一憂して楽しませてもらっています。同感の時がよくあり、その時は本当に嬉しくなります。
もう少しで追いつきます。楽しみです!
作者からの返信
こんばんは、根 九里尾様。
いつもありがとうございます!
素敵なお言葉の数々にとても感激です、ありがとうございます…!
拙作一話一話は決して短くはないので、ここまでお読み頂き感無量です。 深く御礼申し上げます。
普通の紙媒体の小説だとここまでコロコロ視点を変えられないかなとは思うのですが、Web小説は画面を読み込むまでの時間やウィンドウを閉じるため、暗転のような感覚を覚えることが個人的にあります。
なので、文化祭編はここぞとばかりに一話一話寮長達だったり、『サーカス』やシェリーに焦点を当てて物語を進めていました。
シューゲルやヴァイス、シェリーの心理描写は私自身、とても筆が進んだ記憶がありますが、その中でも特にシェリーにご注目頂き嬉しいです!
ここでのシェリーの結末は第1話の時点で決まっていたので、どうすればこの文化祭編で彼女の気持ちに寄り添って頂けるか、苦心してきた所でもありました。
ですので無事臨場感や彼女の心情をお伝えすることができ、ほっと致しました。
最初の頃に比べて少し前向きになったシェリーの、成長を感じて頂けましたら嬉しいです。
頂いたコメントにも目を通して頂き、ありがとうございます…!
根様も皆様も、凄く細やかな所まで拾って下さるので、お恥ずかしながら基本私の返信は長文になりがちです笑
同じ作品を読んでいても、それぞれ目の付け所が異なるコメントは本当に面白く、楽しいですよね!
私も他作家様の御作品のコメントは読ませて頂くので、根様のお気持ちとても良く解ります。
「それ滅茶苦茶解る…!」と好きな御作品のコメントに相槌を打ったりしてしまいます。
皆様からのコメントも含めまして、拙作をお楽しみ頂けて嬉しいです!
引き続き、物語をお楽しみ頂けましたら幸いです。
改めましていつも温かいお言葉をおかけ下さり、誠にありがとうございます!
しんみりとしてしまいました。そしてやっぱり、レイチェルも、特にミリセントが、気遣いの子だなぁと感心しました。普段からやっていないと、なかなか、手紙を残すなんてことできないと思うんですよね。アリスが起きてこないから、また部屋に戻って便箋取り出したのかな? とか考えると、本当にこういうとこ尊敬するなぁとしみじみ……。レイチェルも、アリスに「おやすみ」だけじゃなくて、ちゃんと話してくれるところが彼女らしくって。二人の素敵な部分がよく現れたお話だったなと思います。
ああ~麗くんからのヘアピンか……! アリスの気持ちを考えるとホント辛いです。いい感じだったから余計にです。
床に叩きつけられないアリス、うん、できないよね。全部演技だったなんて思いたくない気持ち、そうだろうなぁと思います。もしかしたら全部演技ではなかったかも、と私は思いますし……。
ヘアピンを置いていったのは、一旦保留というか、気持ちを整理して落ち着きたいですよね。それにきっと、レイチェルがヘアピンを見たらまた怒りが復活しそうですし。汗
アリスがサラさんに甘えられる環境があって良かったです。今は安心して眠ることですね(^^) シェリーに会いたい気持ちは、きっと届くと思いますので……!
作者からの返信
こんばんは、保紫 奏杜様。
いつもありがとうございます!
レイチェルとミリセント、二人への嬉しいお言葉ありがとうございます…!
アリスとシェリーは出会いからちょっとした特別感がありましたので、仲良くなるのは半ば必然的な所がありました。
ですがレイチェルとミリセントの二人は至って普通の友人であり、だからこその儘ならなさと言いますか、アリスにとって都合が良いだけの存在にはしたくないなと思い、彼女達それぞれに芯となる部分をつくりました。
どうしても口達者なレイチェルが目立ちますが、ここぞという時のミリセントの気遣いや強さをこうしてご注目頂けて本当に感激です…!
実はミリセント、前日のアリスの様子を心配していたのと、自分も帰るのでその声掛けをしようとしていました。
生憎アリスは寝ていて気付けませんでしたが、部屋に一度戻って手紙をしたためたのかと思うと、ミリセントは本当マメですよね。
私自身はそこまで頭が回らないです…←
ここで麗からプレゼントされたヘアピンが登場してしまいます…
保紫様の仰る通り、麗の全てが演技であった訳ではありませんでした。
ですが、彼も彼で内通者としてはアリスに対し心を傾け過ぎてしまい、自分の首を絞めることとなりました。お互いしんどいですね…
どうにもできなくて保留にしたヘアピンですが、以降麗に関するものや話題についてはかなり気を遣うと思います。
そうなんです、レイチェルが怒りますので…アリスを想ってのことなのですが、この辺りは難しいです。
サラはアリスの本当の母親ではありませんが、こうして誰かに甘えられる環境というものは得難いものですよね。
アリスはたくさんの人に見守られているんだなと、書いていて再確認した場面でもありました。
たとえ時間が掛かろうとも、アリスとシェリーが再会する時は必ず巡って来ますので、彼女達を信じてお待ち頂けたらと思います…!
素敵なコメントを頂戴しまして、誠にありがとうございます!
色々と辛いね。
でも、レイチェルは次に会う時は元に戻ってると言ってくれたし、ミリセントも手紙を置いて言ってくれたし……良かった。
ヘアピンは……次に見た時にどうするんだろ。
辛いよね
作者からの返信
こんばんは、あきこ様。
いつもお声がけ頂きまして、ありがとうございます!
アリス、レイチェル、ミリセントは第1話から仲の良い描写が大半だったので、私自身この擦れ違いを書くのは辛いものがありました。
それぞれのアリスの思いやり、良かったとのお言葉を頂けてほっとしております。
アリスを労って頂き、ありがとうございます。
時が解決してくれることを願ってヘアピンを置いて行きましたが、次寮に帰って来た時も動揺しつつ、何とか机の引出しの奥の方に仕舞うのかなと…結局捨てられないのがアリスなのかなと思います。
今後色々と思い悩むアリスがいますが、どうぞ温かく見守って頂けましたら幸いです。
登場人物に寄り添って下さいます温かなお言葉を、誠にありがとうございます。
ヘアピンを叩きつけようとして躊躇うところに、アリスちゃんの焦りと怒り、絶望と、そして希望が渾然となってますね。スパッと割り切って考えるには、良い思い出でありすぎた。
作者からの返信
こんばんは、かつたけい様。
いつもありがとうございます!
麗達にとっても、潜入していた二年間の学校生活は決して短くはありませんでした。
初めて普通の子供としての幸せを享受し、少し浮かれてしまった部分があるのかもしれません。
内通者としては、麗はアリスに余りにも深く関わり過ぎてしまいました。
麗を信じたい気持ちと、疑う気持ち…様々な感情がない交ぜになったアリスの心情に寄り添って下さり、本当にありがとうございます…!
ようやく解放されたのに待ち受けていた結末は想像以上に重いものでしたね。砕け散った日常は姿を取り戻すのか、それとも欠けたままなのか。全部が全部サーカスひいてはヴァイスたちの考え次第というのが腹立たしいですね。
作者からの返信
こんばんは、焔コブラ様。
拙作をお読み頂き誠にありがとうございます!
休校と冬休み、アリスにとってはより長く感じる休みとなりそうです。
心の整理をするには十分な時間かもしれませんが…色々と心残りも多く、一人で抱え込んでも解決は難しそうですね。
再び学校が始まった時には、何の蟠りもなくレイチェルやミリセントと以前と同じように過ごせれば良いのですが…