ⅩⅤ女神様、渋々了承する

クラウディアに蹴りを入れられ男は苦笑いした。


「前言撤回、クラウディア、其方はやっぱり歴とした破壊神だ。」


男は笑んで言った。

クラウディアは男を睨んだ。


「ところで貴方誰です?見た限り相当な実力を持った者だということはわかりますけど。」


「うむ、我は竜神、 制御の神 クロード・フェリット・ドラサラス・パルディアだ。名前が無駄に長いから『クロード』と呼ぶがいい。」


「えらそうね、そして『竜神』ですって?神には二種類の種族しかいないわ。『天神』と『魔神』でもないんでしょう?では貴方は誰?」


クラウディアが真剣な顔で答えるとクロードは当然とばかりに答えた。


「先ほど言っただろう?我はクロード・フェリッ―」


「そういう問題じゃないわ。もう一回質問するわね、『竜神』って何かしら?」


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