Ⅶ女神様の縁談

ケレイアが口を開こうとしたときクラウディアが遮った。


「話す前にまず座らさえてもらえません?」


「それな、ケレイアの話は滅茶苦茶長いんだよな。」


クラウディアの言葉にペリアロスが頷いているのを見てケレイアは苦笑いした。


「すまない、諸君。座りたまえ。」


ケレイアの言葉に即クラウディア達は開いている席に座った。


ふぅ、ケレイアの話は長いのよね。

今までの最高記録は2時間。

2時間ずっと会議で喋ってたのよ?

この記録を越えられる人はどこにいるかしら?

この間立ちっぱなしなんて...単なる罰ゲームじゃない。


ケレイアはゴホンと胡散臭い咳をして話を始めいた。


「では、今回第308回目の緊急会議の議題は...『クラウディアと魔神 破滅の閃光 ルーファス・リレア・ベルニカ・デスラ・クリムゾン との縁談を許可するか?』だ...」


ケレイアの言葉に本人以外全員が驚愕した。


は?今何て言った?

エンダン?

ちょっと何言ってるわけ?

ルーファス・リレア・ベルニカ・デスラ・クリムゾンと言えば魔界では魔王を決めるために上位の魔神が殺し合っているって聞いたけど確かそれで今四体しか残って無かった気がする。

しかも私が聞いた情報ではルーファスはその中で魔王の最有力候補よ。

昔からそうだけど魔神の誰かがそんなルール作って結局ルール作った奴は死んだけどまだ魔王が決まってないのよね~

でも私たちは魔神ではなくどちらかと言うと天神だから関係ないんだけど...

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