18.復讐への道のり


ヴィクトリアとルーカスが転送するとそこは居酒屋だった。




「ここがその暗殺者ギルドだろう?多分あの男に言えば入れる。」




ルーカスが言った通りこの居酒屋は暗殺者ギルドだった。


ヴィクトリアはルーカスが言った男の前に立ち言った。




「あの、すみません。私暗殺者ギルドには入れたいんですけど...貴方に居れば入れると聞いたので入れますか?」




ヴィクトリアは緊張して思った通りに言えなかった。


男の背後からは物凄い圧力が出ていてヴィクトリアのように鍛えてなかったらぺしゃんこだろう。




「ククク...いいだろう。俺の魔法に耐えられるとは...ではまず隊服に着替えこれを付けろ。そうしたらこの魔法石で本部と繋がれる。そしてお前たちコードネームは気めたか?ここにいる奴は大体訳アリだから皆本命を明かしたくないのだ。」




どうしましょう?ではこの名前にしようかしら―




「ではディラレイドで。」




ディラレイドとは古代語で復讐と言う意味である。ヴィクトリアは笑って言った。


ルーカスもヴィクトリアに続けて答えた。




「私はクレイアでお願いします。」




ルーカスもクレイアとは古代語で神。男も意味が分かったかのように笑いながら言った。


男は言いながら指をパチンと鳴らした。そうしたら庶民の服から真っ黒いローブに代わり足には短剣がついていて耳に魔法石のイヤリングがあった。




「ここ暗殺者ギルドは三人で一つのグループを作ってもらう。お前らには...アイツでいいな。」

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