17.*ミレナ視点*悪役令嬢は処刑されてもいいよね?だって悪役だもの
私はミレナ・グマ・メルリリーズ。
しがない男爵家の令嬢だ。
私は前世の記憶がある。私の前世は日本人の佐藤美里だ。
仕事先で過労死で倒れた私は目が覚めたら大好きな『あなたに捧げる無償の愛』と言う乙女ゲームに転生した。しかもヒロインに!『あなたに捧げる無償の愛』はヒロインが素敵な王子様と恋をするという単純なゲームだ。だが悪役令嬢はいてヴィクトリアって言う銀髪と青い瞳の美少女だけど...
やっぱりヒロインにはかなわないよね!だってこの世界は私のためにできた世界だもの。
でもまだストーリーは始まってない。まだ私は9歳だ。
だがさすがはヒロイン。魔法の才もあって私はよく市場に出かけて遊んでる。
今日はクラウス侯爵領の市場に遊びに来ている。
私が適当に歩いていると同い年くらいのドレスを着た銀髪の美少女と金髪のイケメンが歩いてきている。
だれ?あのイケメンは...
確か乙女ゲームにはこんなキャラいなかったはず。
でも攻略対象より綺麗だわ。
まあモブでも何でも私が選べば攻略対象になるのよ。
ヒロインの容姿に惚れないわけないし...でも彼を見ていると本能的が危険だと言っている。
だが私は諦めないわ―って!何で金髪のイケメンが隣の女にキスしてんのよ!しかも額に!
そして笑いかけている。
まて―あの女って悪役令嬢じゃない?容姿が幼いから分かりにくかったわ。
後で覚えてなさい―貴方はどうせ悪役なのだから...
「あれぇ?あの女って乙女ゲームの悪役令嬢じゃない?乙女ゲームのストーリーではここに居なかったのに...まあいいや。悪役令嬢が居なくても逆ハーレムして見せるわぁ。」
私は絶対に攻略して見せるわ!!
―だが今の私は知らなかった。まさか彼が聞いていると思わなかったから―
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