第24話 どこ、ここ知らない

 筋肉が口に飲み込まれる。


「くそっ!」


レデモが影から出てきて叫ぶ、だが悲しむ様な暇もなく天使はまた剣を飛ばしてくる、

更に影からスピレが現れ、応戦しているが押されている。


 ん? 俺は何をしているかって?

今現在俺は絶賛結界剣で天使の剣と応戦中ですよ!

俺一人、ツライ。


 そして、やっとあちらの剣が無くなり、天使に突撃、

だが残り少しと言ったところで天使が笑う、なんかニヤリって感じじゃなくニコッって感じ…

なんなんだマジ、天使か!

いや天使だけども…


「えいっ!」


 天使が叫ぶ。


え? 嘘? ふぇ?

あ…ありのまま 今 起こった事を話すぜ!

な…何を言ってるのかわからないと思うが、俺も何が起こったのか分からなかった…


 俺が天使に突撃した時、天使が笑い、何かがグキリと折れる音と共に、俺は知らない場所にいた…

どこだここ?


 見たところ砂漠っぽい。

あ! もしかしてここ前に行こうって言ってた砂漠かな?

てことは? もしかしてレベル上げるチャンス?


などど考えている間に魔物に囲まれていた、

わあ~~~! 魔物がたくさんいてより取り見取りですね!

なんて言ってる場合じゃねえ!

今みんなピンチだから!


急いで魔物倒して進化するかせめてレベルアップしないと!

因みに俺を囲っているのは騎士ゴーレムの様な奴だ…

なんかカッコイイ!『小並感』


 セルフ小並感やめてくださいサポさん…

そんな事を考えながら、ゴーレムに火球を撃つ


「ウァァ!」


 ゴーレムがそう叫びながら火球を受け止めようとする、

だがゴーレムの右半身が崩れ、ゴーレムは剣を左手に持ち替える、

そして剣で切りかかってくるが、結界は張られない…

ちょっ!? サポさん!?


『大丈夫です』


サポさんがそう言うなら大丈夫か?

そして剣が俺の胴体に叩き込まれる、が剣が折れる、

おお! 俺結構強くなってる!


そして結界足場で跳び、角でゴーレムの頭を貫く、着地、10点!

『レベルが上がりました、レベルが23になりました』


 あれ?

食べてないのにレベル上がった? なんでだ? サポさん説明プリーズ


『ゴーレムなどは肉がなく食べれないので倒すだけで経験値を獲得できます』


 なるほどねー…

そんな感じでゴーレムを倒していく、そして約二十三体倒した時、やっと報告が来た


『レベルが150に達しました、進化が可能です、進化先を表示します』


==============


現在の種族:ヘルファイアハイリザード


進化先:ヘルファイアハイビッグリザード


最終進化先 ?


==============

 あ、ビッグになる他ないのね…

進化確定!


『進化を開始します』


◇◇◇


『進化が終了しました、ステータスを表示します』


==============




種族 ヘルファイアハイビッグリザード



LV :1/200


HP :100/100


MP :100/100


SP :100/100


攻撃力:100


防御力:75


魔法力:100


俊敏:100


―特殊スキル―


【案内人】【融合】【空間操作】【複製】


―スキル―


『火吐』『火球』『火炎放射』『極大火炎球』『劫火球』『閃光』『猛毒球』『硬化』『石化光線』


―称号―


『虫喰』『混種獣喰』『火炎猪喰』『飢餓狼喰』『迅走犬喰』『石化毒大蛇喰』


―隠し特性―


変換 一日ごとに隠し特性が変わる


今日の隠し特性 獲得経験値量アップ


==============

______________________________________

因みに隠し特性は普段は攻撃力1UPとかつまらない能力でござんす。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る