第23話 天使無双
前回のあらすじ、天使来たよ! な、なんだってー!
しつこいなあいつら! 何回来るんだよ!
まあ何回っつても二回目だけど…
大天使が来たらしい、とりあえず向かわないと!
「どこに行けばいい?」
筋肉が伝えに来た黒子に聞く。
「はっ、北北西に7kmです!」
「分かった、行くぞ!」
「うむ」
「俺達も付いていく!」
「分かった、ありがとう」
というか老人より筋肉の方が偉いのね…
筋肉が老人に命令してたね…
まあいいや。
そんな事を思いながら北北西に走る、少し走るとそこは地獄絵図だった…
巨大な光る剣が大量に飛び回り、当たった者は全て爆発している…
そしてその中心に居座るのは、前のショタっぽい天使とは違い、
ニッコニコしたショートヘアーの天使だった…
比喩でもあり、本当でもある…
ただ、ニコニコながら人や建物を破壊している様は、とても恐ろしい…
うん、普通に怖いわ…
そして、こちらに気づいた天使は剣をこちらに飛ばしてくる、
だがレデモが刀を振り、剣を割る、だが天使は更に剣を投げてくる。
「くっ! 加勢してくれ!」
「「言われなくても」」
そう言ってスピレと筋肉が加勢する、
俺もそこに参戦、結界剣や火球で応戦するが剣は消えない、
しばらく拮抗状態が続くと、剣が途切れる、そして火球が天使に当たる、が、天使は手で受け止める…
だが今がチャンス、他の三人もそう思ったらしく、それぞれ大技の溜めっぽい仕草をする、
「居合切いあいぎり!」「影縫かげぬい!」「豪山ごうざん!」
三人が大技を発動させる、それに続き俺も劫火球を発動させる。
天使の影が伸び、天使を拘束、そして天使の胴体に二閃、そこに劫火球の爆発が叩き込まれる、
そして、天使の周りに煙が立ち込める、そこから現れる一つの影、
天使は少しダメージを負っていたようだが、目に見える傷は無い、化け物じゃねえか…
天使は忌々しいといった顔でこちらを睨む、
そして天使の前から巨大な紫色のヴェノムの口の様なものが現れ、こちらを飲み込もうとする、
「なっ!?」「クソッ!」
スピレは咄嗟にレデモを掴み、影に潜る、
だが俺は… 時間がないのは分かるけど…
てかヤバイ、これは避けれない!
そう思った時、筋肉がこちらに当たり、俺を助けてくれる、だが筋肉は口に飲み込まれた…
「筋肉ーーーー!」
だがその時、筋肉は思っていた… 「筋…肉? 俺はトカゲ殿に筋肉と呼ばれていたのか…?」
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