第14話 新しい出会い
結界が展開される、すると地面から透明の壁が生えてくる、そして半球状の結界が完成した、
けどよく見ると今回の結界は天使と戦った時に使った結界とは少し違う、
前は本当に透明で空気を固めたみたいだったけど、
今回は一番
サポさん、何で? 『結界に何か特殊な効果を付けると、模様が付くようです』
ふーん、あ、それなら! 普段使う結界に効果付けれる? 例えばカウンターとか!
『恐らく可能ですね』 おお! それはいい情報だ! やったね! カウンターをゲットした!
「ん? トカゲさん、この結界は前とは違う効果が付いているようだが・・」
え? そうなの、サポさん、説明プリーズ!
『今回の戦いで、天使の実力が大体把握できましたが、
前までの結界では破られてしまう可能性の方が高いです、ですので、隠蔽、魔力吸収強化、意外に
攻撃反射、ダメージ吸収(上限アリ)、を追加しました』
どう考えてもチートを追加してますねサポさん、あとそれを戦闘中にも展開できませんかね・・
『効果を詰め込めば詰め込むほど構築が遅くなるので、
戦闘中に出そうとしてもラグが45秒くらいはあります、熟練度が上がればすぐに構築できますが』
とりあえず熟練度上げろってことね! 熟練度って使ってれば上がるんだよね?
『はい、条件を満たさないと上がらないスキルもあるようですが・・』
うわあ・・ 条件って・・ めんどくさそう・・
『熟練度上げが普通に面倒ですね、カンストさせるには250回使わなければなりません・・』
聞きたくなかったです・・
「隠蔽、魔力吸収強化、攻撃反射、ダメージ吸収を結界に付与したんだ」
結界文字で伝える、すると・・
「何!? 攻撃反射とダメージ吸収だと!?」
ん? サポさん、やっぱりめっちゃレアなの追加した?
『五十万人に一人程度しか持っていないと言われる物を二つも持っているのですからね・・』
やっぱりヤバめの追加してんじゃん!
てか、俺って付与とか持ってないよね? なんで付与が出来るの?
『ああ、付与は既に完成している結界に付与魔法で効果を付与するので、付与魔法が必要です』
『ですが、私が行っているのは結界に最初からその効果がある結界ですので付与魔法が必要ないのです』
? どうゆうこと? 分からん?
『例えると、油絵だと絵の具を使いますよね? そして直接描くと鉛筆などを使います』
『ですがインクは持っていなくて、鉛筆しか持ってない感じです』
ん? なるほど? でもその理屈だと他の者使ってるってことだよね?
何を使ってんの? 『HP見ます?』 あ・・一応・・
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HP 35/65
=============
まさかのHP30消費! 普通いっても10位かなって思うじゃん!
『当たり前でしょう、最強クラスの効果を発動させたのですから!』
そんな誇らしげに言われても・・
「トカゲさん!」 はい! びっくりしたぁ! 急に大声で呼ばれちゃあそりゃビックリするよ!
「俺についてきてくれないか!?」「どういうこと?」
「俺はもう少しでこの里を出て神を倒す旅に出る予定だったんだ、里の皆には止められたがな・・
だが! トカゲさんが付いてきてくれるなら頼もしい!」
なるほどね・・ 「もちろん」
「本当か!?」 「じゃあ早速長老に報告しに行こう!」
長老とかいるのか・・ 今まであったことないけど・・ 「どこにいるんだ?」
「ん? 長老の事か? 長老は普段里の中央にある小さい家の中に住んでるんだ」
小さい家? 普通大きい家じゃない? まあいいや! 冒険が楽しみだ!
◇◇◇
結界を張り終えた後、レデモに連れられ長老の家に着いた、そして今からレデモが長老に説明しだす。
「と、いうことで旅の許可を頂きたいのですが・・」
「そのトカゲの方の事は村の者から聞いておる、十分に信用もある、強さも天使を撃退するほどと聞く、許可してもいいじゃろう、だが条件がある、一つ目、スピレを連れていくこと、次に」
「スピレって誰?」まじで誰かわからないので長老に聞く。
「ああ、トカゲ殿は知らぬのか、スピレと言うのはこの里随一の密偵であり暗殺者じゃ、
レデモの幼い頃からの親しき友人でもある」
ふーん、重要な人じゃねーか! なんで教えてくれなかったんだレデモ!?
「話の続きじゃ、次の条件は3ヶ月に一回里に帰ることじゃ、この条件さえ守ってくれれば許可する」
「もちろんだ!」
レデモが答える、と同時に上の方が白、下の方が黒の髪をした、冷めたイケメンが現れる、妬ましい!
「これから付いていくことになる、よろしくなレデモ、そしてトカゲさん」 お、おう・・
レデモとスピレが握手をしている・・ 俺=トカゲ つまり手がない! 悲しい・・
「さて、お主ら、出発は3日ごじゃ、それに備え、十分に準備をするがいい!」
「「はい!」」 あ、あ、はい!
◇◇◇
そして、準備の三日間が終わった。
俺が三日間にした準備は今までに合成などで無くなったスキルを複製でもとに戻したり、
スキル使いまくって熟練度上げたり、まあ、それくらい・・
レデモとスピレはどんな準備したんだろ? 分からんね!
もうちょっとで待ち合わせの場所だから、もうすぐ分かるけどね!
こうして、俺の本格的な冒険が始まった!
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