第10話 スキル確認

 夜、皆が寝静まった頃、今から隠し特性のおかげで増えたスキルを確認しようと思ういます。


因みになぜ夜なのかというと戦いの後の被害確認等が長すぎたからさ! 

色々多すぎるんだよ!

 

うんさて、ツッコんでいいかい?

ツッコむよ? 隠し特性強すぎない?


好感度上昇とか一回だけ死に戻りとか、この時点で既にチートだけど、

まだ! まだ! 許されるレベルだと個人的には思う。


チートスキル追加はダメだろ!

いやまだチートかどうか分からんけど多分チートなんでしょ?


 うん、まあ極大火炎球は一応目玉として一旦置いておくとして、

融合と空間操作を試してみようと思う。


まず融合詳しく見てみるか、【融合、スキルを融合するスキル】なるほど・・


試してみるか・・ 

とりあえず火吐と火球を合成したいんだけど・・どうやって使うんだ?


『特殊スキルは使い方が少し特殊です、私が行います』


そうなの? それにしてもサポさん、めっちゃいいタイミングで戻ってきたんだが!


タイミングを見計らってたのかよってレベルだ! 




 『スリープ中 私は喋りも何もしませんが、聞こえてはいます、ですので出てきました』


なるほど、じゃあ火吐と火球を合成してくれ! 

『了解しました、融合を開始します』


『時間が大分かかります、しばらくお待ちください』 


時間かかるのか… 戦闘中とか使い勝手悪そうだな


『約30分かかるので、その間に空間操作を試してみては?』


あ、三十分もかかるのね、じゃあ空間操作って何か教えてくーださい! 




 『空間操作、空間を操作するスキル』 いや、具体的にお願いします・・


『具体的にはまあ、瞬間移動とかですね』 おおー! 瞬間移動! これは神スキル!


もしかしてこれ、遠距離ビームを飲み込んで返すとか出来る? 『恐らく可能です』


おお! 次元斬とかも出来るのかな? 夢が広がるなあ~~ 


アイテムボックスとか? 相手強制捻じ曲げとか? 結界とか? 

ん? 結…界…? あれ?結界と言えば?


 なあサポさん、これってこの里の結界直したりできる?


『恐らく可能です、前の効果は単なる結界に隠蔽の効果がついただけですので』


あの二人大げさに言ってたけどそんなでもなかった・・


『いえ、結界魔法などを扱えるものはとても稀です、

更に種族の数も少ないとなると、前の者は奇跡のようなものですね』




 大体何人に一人位なの?


『50万分の1です』 


わぁお、確率低すぎない? 

設定した奴はバランスと言うものを知らないのか?


『結界というのはそれくらい貴重なのです、最も昔の時代は少しレアといった程度でしたが』


ふーん、現代になって人のレベルが下がってきた的な? 『そうです』


そうなのかー めっちゃ貴重じゃねーか! 良かった、空間操作もらえて!

手に入れて無かったら一生地下労働施設行きのレベルでした。



 『融合が完了しました』 


空間操作について話している間にもう30分が経過していたようだ。


『火吐と火球の融合により、火炎放射が生成されました、これにより、火吐と火球は消滅します』


あ、消えるの? 実験的に作っただけなのに消えるの? 


まあ火炎放射と言う分かりやすく丁度良く強そうなのが手に入ったのでいいです、今回は許します。


これも今度試してみるか、


まあ、使い勝手の悪いスキルとかが手に入ったらこうやって混ぜてみたりするか・・ 


何かリサイクルみたい・・




 まあ、一回脱線したけど、結界を直せば二人からの借りが無くなる!


早速明日の朝伝えに行こう! 今日はもう遅いし寝ようかな、おやすみサポさん。


『はい、おやすみなさい』




 気が付けば、日差しが借りている部屋に差し込んでくる、もう朝か、早いな~


この時間になればレデモかプルトのどちらかは起きている、さて、結界の事を報告しに行くとしますか!


ふっふっふ喜ぶ二人の顔が楽しみだ! さて、どこにいるのかな二人は・・


この家やっぱりデカいわ! 全然見つかる気配がしない、外でも見るか?


外に繋がるドアに近づくと、大勢の声が聞こえる、なんかワァァァァァって感じの声


ドアを開くとそこには・・・・

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