第6話 馬車の中で
さて、ひと段落したのはいいものの、また闇雲に探してたら二の舞ならぬ三の舞になってしまう。
そこで! 俺は思い出したんだ!
なんかテレビとかで迷路は左に沿って行ったら必ずゴールできると!
これを実証してみようと思う!
さて、行きますか!
◇◇◇
ふう、まあまあ歩いたな・・・・
ただ、ちょっと希望が見えてきたぞ! なんと、草みたいなのが生えてるんだよね!
草って日光とかがないと育たないよね? これって日光が近くにあるからってことなんじゃないの?
よっし やる気出てきたー! がんばるz「ゴゴゴゴゴゴゴ・・」
!?何の音だ? 左の方から音がしたぞ? 向かってみよう!
◇◇◇
向かってみたが・・・・ なんか明るくなってる気がする・・・・
そこには、明るく照らされた地面があった。
お? おおおおおお? うおおおおおおおおおお! やったああああああ!
光だ! 日光だ! 外だーーーー!
これでやっと外に出れるぞーーーー!
でも・・・・あれ? 人影? 何アレ?
人? 人? もしかして人? 異世界初めての人? やったー!
見た目は・・・・ごっつい男の人が二人・・・・
友好的ではなさそうなんだけど・・・・
まあ、コンタクトをとってみようか。
始めてサポさん以外しゃべるから緊張するなあ・・・・
「キュウウゥ」!? あ、そうだ、冷静に考えたらトカゲだし喋れるわけないか・・・・
「何だコイツ?」「モンスターだ! しかもこいつ珍しいリザード系じゃねえか!」
「コイツは高く売れるぞ!捕まえろ!」
え? ちょ、え? 嘘?
俺売られるの? 嘘だろ? ヤバイ、逃げろ!『不可能です』え?なんで?
『彼らのレベルはそれぞれ48、53です』え? 強くね?
『とか言ってる場合じゃねえええ!
アッ「捕まえたぞ! これで3日は遊んで暮らせるな!」クソッ、捕まった!
ヤベェ! これ売られたりするの?『この世界では捕まった魔物は実験か修行の相手に使われます』
エッ・・・・嘘だあサポさん、嘘だよね!? 嘘と言ってくれ!
『嘘です』マジで?よかっt『嘘です』
・・・・ なんで嘘言ったの?『嘘だと言ってくれと言われたので』そうですね!悪かったよ!
ねえ・・・・これどうするよ?サポさん『今のところの解決策はありません』oh・・・・
やばいって!どうにかして抜け出s「睡眠薬打ち込んどけ、リザード系は厄介だからな」
「おう」プスッ アッ 眠っ やばい・・・・意識が・・・・
◇◇◇
ん? どこだ? ここ? そうだ! あのゴリマッチョに連れ去られたんだ!
やべえ! どうしよう! てか揺れてんな、何ここ? 『ここは馬車の中です』
馬車?ファンタジーな乗り物! 一度乗ってみたかったんだよね! こんな乗り方したくなかったけど!
『貴方は2日寝ています』嘘ォ!? 聞きたくなかった・・・・ やばくね!?
あと猶予どんぐらい!? 『方角からしてクエリクプ王国ですので残り6日程度です』
クエ・・リク・・プ?なんそれ?
『この世界の王国の名前です、因みにギルドの依頼が一番盛んな国ですね』
ギルドとかあるの? なんかワクワクする! 『下手すればそこで解剖される訳ですがね』
・・・・ やめようよそういう話! 『それにしても、どうやって逃げるつもりですか?』
まて、現在の俺の状況を把握しよう、まず馬車の中、そしてその馬車の中にある牢屋(?)の中にいる俺。
牢屋から出れれば簡単に出れそうな馬車だけど牢屋からでれん・・・・わけでもない?
これ・・・・火吐使えば出れる?この牢屋は鉄、鉄は火で溶ける。いける!
早速実行しy「おいラグア、あのトカゲ起きてるか確認して来い、そろそろ飯やらねーと飢え死ぬからな」「おう」やべっ、ゴリマッチョ来る! てか飯もらえるのか、できればまずくないやつでおねしゃす
「お! 起きてんじゃねーか」「ほら、飯だ」おお! 美味しそーな生肉! はよくれ。
「鉄かごの中にねじ込めばいいのか?」うわっ鉄にぐりぐりしながら肉入れてる・・・・
「おっし、食っとけよ!」あたりめーだ! いただきまーす! ガブリ うめええええええええ!
ナニコレ? 美味すぎるんだが? 何か味は旨味がすごいけど後味は豚みたいに淡泊でさっぱり!
美味すぎる! 『レベルがMAXになりました、進化先を表示します』
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現在の種族:フレイムリトルロウリザード
進化先:ヘルファイアリトルロウリザード
:フレイムリトルリザード
:フレイムロウリザード
最終進化先 ???龍
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おおおおおおおお! ヘルファイアとかあるよ! 地獄の炎! かっけえええええ!
んーーーーーー でも俺って今のところ属性系だけ上げてるんだよな~
だから下二個の方を上げるのもいいと思う! うん!
でもサポさん、下二個って何が起きるの?
『フレイムリトルの方は攻撃、防御などが上がります』
『次にフレイムロウの方はHP、SPなどが上がります』
なーるーほーどーね! 俺が一番気にしてるのは体力の低さ!
ということでチビからデカくなろう! サポさん! フレイムロウで!
『了解しました、進化を開始します』
う、おおおお!? 何だ?
今までの進化は数十秒自分が光って終わりだったのに、今回体がメキメキする!
うおっ!? 痛え! 『進化が終了しました、ステータスを開示します』
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種族 フレイムロウリザード
LV :1/70
HP :57/57
MP :60/60
SP :70/70
攻撃力:37
防御力:33
魔法力:45
俊敏 :47
―特殊スキル―
【案内人】
―スキル―
『火吐』『火球』
―称号―
『虫喰』『混種獣喰』『火炎猪喰』
―隠し特性―
変換 一日ごとに隠し特性が変わる
今日の隠し特性 進化で増加するステータスを5倍にする
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今日の隠し特性チートすぎん?おかげでステータス爆上がりなんだが、いきなりめっちゃ強くなれたよ!
ありがとう! あとよくわからん称号が追加されてる? 火炎猪なんて食ったっけ?
さっきゴリマッチョが持ってきた肉の事かな? 食べるだけで称号もらえるんかー
そして! 一番気になってるのが! どれぐらい俺が大きくなったかってコト!
サポさん! どのくらい大きくなった? 『前が約5cmで今が15cm位ですね』
10cmも大きくなったのか! これは移動も快適になったのでは?
前は小さいから一歩が小さくて遅かったんだよね!
ただ・・・・大きくなったせいで前より檻が小さく見える・・ もう窮屈だから出ようかな・・・・
『それは少し待った方が良さそうです』 なんで!?
『あと3日程度はあのマッチョ共から肉をもらって進化した方がいいと思います』
おお! サポさん天才! めっちゃセコイけど!
『セコくは無いです、私たちを利用しようとするマッチョ共の方が小狡いと言うものです!』
それもそうだな! よし、もうちょっとあのマッチョ共に育ててもらうか!
はっはっはマッチョ共め! 精々俺を育てるんだな!
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