第4話 初めての0
キメラが尻尾を俺の真横の地面に叩きつける、
とてつもない轟音と共にそこにあった大量の岩がはじけ飛ぶ
うおお!?何だこの威力!?化け物じゃねーか!ヤバイって下手したら死ぬ!下手しなくても死ぬ!
やばい!
逃げ道も今の岩で塞がれた!お助けえええええ!『今回は本気であなたが死にそうなのでサポートします』
いや今までも十分死にそうでしたよ!?『今まではあなた一人で何とか出来ていたでしょう?』
いやそれでm『まずあのキメラを鑑定します』
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種族 混種獣 Type:
LV :36/75
HP :68/68
MP :56/56
SP :82/82
攻撃力:92
防御力:65
魔法力:23
俊敏 :58
―特殊スキル―
【
―スキル―
『
―称号―
『虫喰』『人喰』『蝙蝠喰』『蜥蜴喰』『蛇喰』
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はい、化け物確定演出。なんなのお前?これがゲームだったら即チート通報案件だぞ?
『生存確率計算 ・・・・・・・・・結果 生存確率 0.017% 勝率 0.0056』オワタ
『余計なことを喋ってないで動いてください』え、何すればいいの?
『こちらの分析が終了するまで逃げ回って下さい』あーなんだ簡単sドゴォン!うおお!?
あ、無理。
俺が小さいから当たってないけど人サイズだったら顔面直撃ポックリルートだよ!
サポさん、できるだけ早くしてね!『私は常に最善を尽くしています』
うん、それなら常にいてほしいけどn『スキルの分析が終了しました』
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『毒狼牙』狼の牙で蛇の毒を打ち込む (毒ダメージ 1分に1) (MP使用15)
『牛突』 牛の体を使い突撃する (通常より威力が上がる) (MP使用 10)
『蛇絞』尻尾の蛇を使い相手を絞め潰す (捕まった場合確定で潰れる) (MP使用 20)
【混種獣の呻き】1/10 咆哮を行い、聞いたもの全てを毒状態にし、ダメージを20与える
―特性― 毒を使えば使うほど火への耐性がなくなる 現在 -34
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つっよ 何だよ蛇絞、確定で潰れるって、そんなん確定で死ぬって言ってるようなもんだろ!
俺にもそんなスキルくれ!チクショウ!
混種獣の呻きも強すぎだろ!ダメージ20とか食らったら即死じゃねーか!
ん?混種獣の呻きの1/10ってなんだ?『残りの使用回数です』
まじで?キター!無限に使えるわけじゃないのね!ただ一回でも使われたら終わりなんだがな!
! あんれえ? これは?確か俺ゴミスキルだけど『火吐』ってスキル持ってたよねえ?
これ火属性だよねえ?これは勝てるんj『これによる勝率、および生存確率の変動を確認』
『生存確率12% 勝率3%』お?僅かに希望が見えてきたよ!まあ元の数字が低すぎるだけで普通に考えたら十分死ねる確率なんだけどね!
『解析を完了しました、ではこれから私の言う通りに動いてください』アイアイサー!
『ではまず、キメラの背中に飛び乗って下さい』は?what?殺す気?
『いえ、それが最善策です』最悪策だよ!
『早くしないと死にますよ?』ズゴォン!!
ええいしょうがない!足をつたって登るしか!
壁をペタペタと登る。
ぺッ 簡単に引きはがされてぺッってやられましたよ?サポさん。
『・・・壁を登ってから飛び移ってみては?』
あ・・・お恥ずかしい所をお見せしました。
ただ、逃げながらの壁登りって結構難しいんだよなぁ・・・
まあ・・・頑張りますか!
―十数分後―
はあ、はあ、めっちゃ邪魔されて全然登れん。
『貴方の速度遅いですもんね』
うるさーい!
『火吐で壁を燃やしながら登ってみては?』
おお!ナイスアイディア!流石サポさん!早速実践!
ペタボッペタボッペタボッペタボッとか言う
意味の分からん擬音が出てるがまあいい!
「ウウッ」
意味の分からん擬音が出てるけどこれはいいぞ!
キメラ君も「ウウッ」って言ってるよ!
おっ多分飛び乗れる位の所まで来れた!やあっ!
ペタッ おっ上手く背中にのれた!
『頭に近い方へ寄って下さい』
分かった!
俺はキメラの頭に近づこうとする。
『耳をふさいでください』
なんでだ?
【混種獣の呻き】
「ウガァァァァァァァァァァ」
キメラが叫ぶ。
その瞬間、体に痛みが走る。
うっ!?がっは!?『HPが0になりました』
なん・・・だと・・・
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