第3話 しょぼくれたスキル、アブナイ奴ら

『進化が完了しました』『ステータスを開示します』 ステータスとかあんの?だったらもうちょっと早めに言ってほしかったな!




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種族 ファイアリトルロウリザード




LV :1/30




HP :4/4




MP :7/7




SP :16/16




攻撃力:9




防御力:5




魔法力:16




俊敏 :17




―特殊スキル―




【案内人】




―スキル―




火吐かと』 




―称号―




虫喰インセクトイーター


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おー、ここまで詳しく教えてくれるのかー、・・・そして何といっても目玉は『火吐』ってやつでしょ!




まあその横に『虫喰』とか言う不名誉な称号もあるけど・・・




てか【案内人】ってだれだよ なんか?もあるし。




それより『火吐』だー!よし、早速使ってみよう。




あれ?どうやって使うのこれ?え?まじ?ここまで来て使えないの? ・・・・・真っ白に燃え尽きたぜ




イヤこんなことしてるバアイじゃないよ、やばいよやばいよ、『プッ』?サポさん笑った?てか戻ってきたの?何気に寂しかったからうれしいわ『すみません貴方があまりに滑稽なもので』オイ失礼なこと言うなよ、『それと先程の案内人というのは私です』あ、そうなの。 というか!そ!れ!よ!り!『火吐』の使い方教えてくれよ『口を大きく開けてください』こうか?『火吐を実行しますか?』もちろんyes!迷いなくyes!『火吐を実行します』ポッ・・・俺の口から出たのはライターの火程度の火だった。 ・・・・・『火吐』よ・・・お前にはがっかりだ・・・




俺はお前を誤解していたよ、俺的にはもうちょっとブワーって出るのを予想してたんだけどね、これじゃお料理にしか使えませんよ? このスキルで喜ぶの各ご家庭の主婦だけだよ!便利だけどさ!




さて・・・どうするかこれ戦闘面で言えば多分何も変わってないよ?前のステータス知らないから何とも言えないけど!まあいい!虫を食えば強くなれるんだからな!キモイ虫だけど!




というか、さっきの角人猪の咆哮のせいで虫がいなくなったな探しに行くか、幸いさっきのヘビで腹は膨れてるしな!




―数時間後―




ああああああああァァ・・・ 助けて・・・ やばい、さっきの二の舞を踏んでしまった・・・




死にそう、虫いないし、なんもないし、うっ、ほふく前進的な動きで進む。




・・・! 水ぅぅぅ! 水だああああ! 飲めェェェ! ふう・・・生き返った~~




これでもうちょっと進めるぜ! いや~この洞窟、水もそんなにないんだよね、環境☆0の洞窟だよ。




さて、進みますか。




―10分後―




しばらく歩いた所に、・・・何アレ、何かの影が見える。急いでその陰に近づく、そこには、、、猫がいた。




本当にネコか?色がドギツイ黄色なんだけど、サポさんこれ何か分かる?『鑑定します』




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種族 ビッグロウキャット




LV6/20




HP :21/26




MP :5/5




SP :5/6




攻撃力:13




防御力:7




魔法力:3




俊敏 :11




―スキル―




『爪氣そうき』




―称号―




『虫喰インセクトイーター』




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え、強くない?特に体力よ、20台? フザケンナ! こっちなんかHP4だぞ!? なんだよMAX26って?




強すぎるわ!俺の体力は低い、はっきりわかんだね!




だがな、ぐふふ・・・幸いにもこいつは寝ているのだよ!




寝込みを襲えばいいんだよ!ちょっと犯罪者のセリフみたいだけど!自然は厳しいんだよ!




ん?ちょっと待てよ?これ『火吐』で美味しい(?)ステーキ作れるんじゃないの?




はい!じゃあ、サポさん!『火吐を実行しm』その時!そのドギツイ色の猫が起きた!




「ニ゛ャ!?」 「ヴッ!?」こいつ!?最悪のタイミングで起きやがった!?なんか吹っ飛ばされたし!しかも俺の第一声「ヴッ!?」て。




もうちょっとだったのに!クッソ!さて、どうする?




ドギツイ猫が現れた




➤逃げる




➤説得する




➤通常攻撃




➤☆土下座☆




よし!土下座!なんか土下座ではなくよくわからん体勢になったけどまあいい!




こういうのは誠意が大事だ! シュッ ゴハッ!ちっ!人の誠意を無駄にしやがって!また攻撃してきやがった!でも、体力多いから削り切る前にこっちが削られるぞ?




しょうがない、俺がなんの用意もせずにここまでくると思ったか!




そう思ったそこのお前、正解だ!俺はなんの用意もしていない!とにかく逃げろぉぉォォォ!




――――――――――――――――――――――――――――――




ふう・・・逃げ切ったぜ、近くに隠れるのに丁度いい岩場があって良かったぜ。




しかも、ここに虫いっぱいいるしね!キモイの食いすぎて感覚がバグっちまったよ。




・・・・・・・・・・・・・・・・さて、虫全部食ってもレベル2しか上がらなかったよ!




どっかに化け物級にレベル上がるやついないかなあ。




そして、岩の隙間からアブナイ奴がいないか確認する・・・いた 奥の方にキメラみたいなのがいる。




頭は狼、体は牛、尻尾は蛇、化け物ですね、ハイ。 化け物級の経験値が欲しいとは言ったが、化け物が欲しいなんて言ってないよ?ん?ちょっと待って近づいてくるんだけど?




頭が狼だから鼻もいいんですか? そして、キメラが5mくらいまで近づいてきたとき、キメラがゆっくり尻尾を動かし・・・こちらに振りぬいた。

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