(二)-16
鳴り響いた警報音のリピート間隔が少し早まった。小惑星がどんどん近づいてきていた。
二人は窓から外を見たり、スイッチを入れたり切ったり色々していた。そして「あっ!」とシッコが声を上げた。
「オートパイロットを入れればいいんじゃないか?」
「そうか!」とジョージはすぐに
するとジョージとシッコが握っていた操縦桿にロックがかかった。システムが操縦桿を掌握したのだ。しばらくは警報音が響くだけで何もなかったが、その後、宇宙船は右に向きを変え始めた。窓の先にあったエドモントン号のエンジンの光が窓の中で右から左へと移動していっていた。
(続く)
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