(二)-14

 そのような危険な宙域に、ジーメン・ダンセカー号とエドモントン号は侵入していった。ジョージとシッコはその認識は薄かった。小惑星帯なので、気をつけなければいけないと対物レーダーは注意深く気にするようにはしていた。それに小惑星帯といっても、通り抜けるのが困難なほどではなさそうだった。だから二人はレーダーに気をつけるようにしていたが、緊張するまでではなかった。


 そんな折、突然警報音が鳴り響いた。

 ジョージとシッコは慌てた。ジョージが対物レーダーを見ると、これが反応していた。小惑星が接近しているのだ。


(続く)

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る