(二)-13
火星の周回軌道上を抜けて小惑星地帯に入ったようだった。月やタイタン程の大きさではないものの、太陽を中心点として軌道を描いて移動している無数の小惑星が点在しているエリアだ。小惑星地帯といっても宇宙船がようやく通り抜けられる隙間ほどしかない、という程隕石群が密集しているというわけではない。大型の貨物船も問題なく通り抜けられる程で、ときおり、数個の大きな隕石がまとまって飛んでくるというものだった。ただし、もちろん他の宙域と比べると隕石群や小惑星の数は多く、注意を要する場所ではあることは疑いがない。
(続く)
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