第49話 内外ともに無益
正法眼蔵随聞記三の八その三
「ゆゑなく身をわろくふるまひ、あるいはまた世を執せぬとて、雨にもぬれながらゆきなんどするは、
意味もなく身を悪ぶってみたり、あるいは世間などお構い無しだなどと雨に濡れて歩いたりするのは、外面的にも内面的にも何の価値もないのだが、世間の人はこのような人間をすごい人、世間にこだわらない人だなどと思うのである。
こういう人間、ネット上に溢れてますなあ。わざわざ人の嫌がることをする、アウトローみたいな言動を取る、世間の人間とは違うんだぜみたいに気取るなどなど。
内外ともに無益です。
こんなものを評価するなんて正気の沙汰ではない。
静かに普通に生きることに価値を見出だせないような世の中は末世だ。そんな社会は生きる価値はあるのか。そう思う今日この頃です。いやはや。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます