第39話 この瞬間
正法眼蔵随聞記二の十七その二
「念々に留まらず日々に
生きているということは、留まることなく日々移り変わり流れていき、その無常であり迅速であることは、目の前の事実であり、真実・真理である。
今の世の中、目の前のことでいつも大騒ぎしている。刹那的にわあわあ騒いでいる。さも人生の一大事のように一時騒ぐけど、ちょっと時間が経てばなにもなかったかのようだ。
生きるというのは瞬間瞬間の積み重ねだ。そして瞬間は生死の境目だ。いつ死の瞬間来るかわからない。
だから今この瞬間を大切にしなければいけない。今この瞬間に問題にしなければいけないことなのか、判断しなきゃいけない。生きる上で重要なことなのか、判断しなきゃいけない。
そうしてみると、世の中で騒いでいることは他愛もない、どうでもいいことがほとんどだということがわかるだろう。
人間が生きれるのはこの瞬間だけなのだ。その貴重な瞬間をつまらぬものに費やすのはやめないといけない。
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