無限の迷宮

第五章 決意を胸に

★これまでのあらすじ・用語解説・登場人物紹介★

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・登場人物

ギル隊

ザック　主人公。黒髪の戦士。ギル、ガイとは幼馴染。

ギル　　ギル隊のリーダー。旧ライナス公爵家の後嗣。

ガイ　　ギルの従者。覆面。忍者っぽいがただの戦士。

カル　　リナに気がある若いシーフ。リナを庇い死亡した。

リナ　　若いが卒の無い魔術師。カルの事はまんざらでもない。

レノス　特徴的な頭をした僧侶。いつもニコニコ。

ザラタン　ライナスの迷宮を統べる主。ギル達の仇。

ルガール　黒色のルガール。曲刀使いの異様のワーウルフ。

影の悪魔　シャドウデーモン。ギル隊迷宮初探索に現れた深淵の魔人。

ミリア　　英雄、救国の12人の1人。三賢者。リナの養母（はは）。

ジェスト　元ギル隊のシーフ。カルの兄弟子。

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・用語解説

ライナス

　迷宮を擁する巨大な内海のほとりに佇む都市。

　かつては旧ライナス公爵家が治めていた。

ザルナキア王国

　黒海南部・セレネ海東部にまたがる大国。

　かつては大陸に覇を唱えた大帝国であった。

　王都はザナ。その北西部にライナスがある。

蘇生

　蘇生術。一般的な回復魔法と違い複雑な構造である

　脳や脊椎といった基幹を回復させ、魂を戻す術式を

　肉体に刻み、失った命を蘇生させる高等魔術。

　失った肉体さえ回復出来るが成功率は高くはない。

ロスト

　消失（ロスト）。死からの復活に失敗した完全なる死。

　魂がこの世から消失した事を指す概念。

　一般に、一度蘇生に失敗すればロストが確定する。

寺院

　蘇生術を行うライナスの寺院。

　高額だがその技術は高い。

秋の大祭

　夏と秋に開かれる英雄を称える祭り。英雄祭。

　存命するミリアは自身が行進に参加する。

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・これまでのあらすじ

　ライナスの地下迷宮に挑むギル隊。

　決して才能があるわけではない彼らは幾度も躓き、

　それでも宿敵ザラタン打倒を目指し立ち上がる。

　そんな中、シーフのカルが魔術師リナを庇い、命を落とす。

　秋の英雄祭の喧噪の中、彼らはカルの蘇生に挑むが…

　その蘇生率は、決して高くはなかった。