第3話 ヘーゲル問答
翌日。下宿の窓から朝の光を浴びると、私は雑多な物があちこちに転がる四畳半の座敷を、ようやくまともな目で見直すことができた。部屋のあちこちに空になった酒瓶ー上がり込んだ友人連中が呑んでいったものだーが転がっていて、出されぬまま纏められたゴミの袋が台所にかけて積み上がっている。すぐ側には興奮のままにやけになって飲み干したコーラのペットボトルがあり、それを見た私はまるで二日酔いかの様な頭痛を感じた。
立ってみると、昨日から着たままのワイシャツと下着は汗でじっとりと濡れていて、私の狂気を無言のままに告発していた。方向性を失った知的活動の赴くまま下宿に帰った私は、あろうことかクーラーさえも付けずにいつの間にか寝入っていた様で、東京の殺人的な暑さで引っ叩かれることでようやく自分自身を取り戻したのだった。
意識と共に神経が覚醒したことで、私は耐え難い喉の渇きと多量の砂糖に由来する熱い喉の痛みを覚え、ひとまず台所から大きなマグカップに水を注いで立て続けに二杯飲んだ。そしてそのまま顔を洗うと、風呂の代わりに水で濡らしたタオルで体を拭き、半ばプログラムされた動きでいつもの服装に着替え、リュックサックを背負って家を出た。
無論大学は臨時休講で、一般学生の立ち入りは禁止である。しかし、結局のところ二つの理由から私は行かなければならなかった。一つ目は、間違いなく私は第一発見者兼重要参考人のリストに載っており、これから先何度も呼び出されるであろうことが確実であることだ。家にいきなり警察から電話がかかって来るよりは、大学に行ってしまった方がはるかに精神衛生上良い。
そして二つ目の理由は、あの語教授が私を呼んでいるからに他ならない。彼女は私を何者にも理解し得ない狂気の世界へと引き込もうとしていた。恐らくは前者よりもずっと危険な呼び声であり、それに乗るよりは事件の被疑者として起訴された方がまだまともな人生を送れるだろうという予感がする。
しかし、結果として私は逆らうことができなかった。あの磁器の様な頬が生命の燃え立つ色に染まり、渾名ではない私自身の名前を呼んだという衝撃が、私の中にあったまともな人間としての箍を砕いてしまった。行かない方がいい、そう分かっていて、尚且つ現在進行形で後悔をしているにも関わらず、私の足は止まることが無かったのである。
大学正門にはセンセーショナルな事件を報じる為にマスコミが門前市をなしていたが、誰も私が第一発見者であるとは知らなかったので、喧騒の中出来うる限り影を薄くして通り抜けることができた。そして、門のすぐ脇に立っている警官に学生証と事情聴取中に渡された刑事の名刺を見せると、彼はしばらく躊躇っている様だったが私を通してくれた。但し、今現在大学の再開に向けて話し合っている最中だから、現場に立ち入ったりして話を掻き回す様なことはするな、との厳重なお達し付きで。
大学構内は相変わらず湿気と暑さ、そして高層ビルの校舎が巻き起こす生温い風が吹き抜けていて居心地悪いことこの上なかったが、普段の様な人の気配が無い為多少は心地よかった。
私は哲学科の入居する文学部棟に入ると、エレベーターを使って研究室のある階に向かった。そこには各教授が使う部屋が狭苦しいリノリウムの廊下に沿って並んでおり、扉横の小さなプレートに主人の名前が印字してある。彼女の部屋は廊下の突き当たりから二番目の部屋で、「哲学科教授 語風子」と刻まれているが、私は相変わらずその肩書きが事実とは信じきれなかった。
「(でも、調べるときちんと名前が載ってるんだよな。論文で博士号も取ってるらしいし…ただ、経歴欄が空白なのがなぁ…)」
そして、目的の部屋の前に辿り着くと、私はノックして中に向かって呼びかけた。
「教授、田崎です。お約束通りきました!」
「よく来た、入りたまえ!」
扉を開けると、早速向こう側に積み上げられた本の塔に端がぶち当たり、本がバラバラと崩れる音がした。そのままなんとか押し開けようとすると、今度は隅の積み蔵書によって占領された領域の角に接触し、これ以上は開きそうになかった。そして、部屋の中からはむせかえる様な灰の匂いがしており、日常的に換気扇と空気清浄機に対する激しい虐待が行われていることがすぐに分かった。
「失礼します…って教授、何やってるんですか!?」
「見ての通り研究だ」
肝心の教授は部屋の真ん中に大きく据えられた机の上に、これまた大きな磁器の壺を置いて観察の真っ最中だった。着ているワイシャツの袖をまくって虫眼鏡を持ち、器用に壺をくるくると回している。すぐ側には平賀源内と思しき人物の図像が印刷された文献が開きっぱなしで置かれていて、その直ぐ横には机の上の物と同じ壺の絵が描いてあった。
「これ…一体なんですか」
「江戸時代の終わり頃に平賀源内が長崎で買った磁器の壺だ。明末崇禎年間の頃のものらしい」
「は、はあ」
「この壺を中心に、長崎貿易で取引されたものの中に新たなシステム論を構築するヒントがあるはずなんだ。今の私の研究テーマだな」
「そ、そうなんですね」
「そんなわけで何の用だ詐欺師君」
「詐欺師!?」
「いや待てよ、その詐欺師面が何か引っ掛かるな…ええと、そうだ!あの事件のことで来たんだな!?それならそう言いたまえ!」
「…」
この程度の理不尽に一々反応していては、教授の側にはとても居られない。私は卓越した忍耐力で反論の一切合切を封じ込めると、ひとまずは彼女の話を聞こうと決意して、どうしたら良いのか指示を請うた。
「向こうのホワイトボードをこっちに。そうしたら適当な椅子に座れ。その間に私はこの壺を片付ける」
「はい」
言われた通りに本を退かし、小さなローラーのついたホワイトボードを転がして、机の正面まで持ってくる。その間に教授は珍妙な壺を段ボールにしまい、文献をパソコンのディスプレイの側において、私がホワイトボードを持ってきたのを見ると、その下に置かれている水性ペンを手に取った。
「まず、昨日起きた事件について情報を整理しようか」
「はい」
「まず、死んだのは哲学科の学生。専攻はドイツ観念論…まあ、それはいい。持っていたのもヘーゲル全集だしな。で、死んだ時間は十二時三十分から十四時三十分の間の二時間。自然死か殺人かは不明。変死のポイントは下半身の急速な腐敗と劣化…と」
「そんな感じです」
「では次いで私達の情報だ。私が昨日図書館入りしたのはデータによると十三時ちょうどだ。私が入館した瞬間に鐘がなったので間違いは無いだろう。で、お前が警備員を連れてきた時にも鐘が鳴ったので、十四時三十分だ。この際細かい時間は言いっこなしにしよう」
「ちなみに教授が現場を見ていた時間、何か変なことはありませんでしたか?」
「お前が警備室に行き戻ってくるまで一分弱。確かにその間私は一人だったが、その間に来た者は居なかったし、現場から消えた物も何一つ無かった。それに、よしんば犯人が姿を現したとしても、それだけでは現場の偽装も出来ない」
「ふむ…それで、その下半身の腐敗ですが、科学的にそういうことはあり得るんでしょうか」
「『科学的』ね」
「科学的」に意味ありげなアクセントをつけて教授は答えた。
「私は科学者ではないから保証はできない。だが、死体が『腐敗』という段階に達するまでにはそれなりに長い時間がかかる」
教授はホワイトボードに死後変化のプロセスを簡単に書いていく。
「まず死後変化は蒼白と死冷…要は血の気が引き、体が冷えることから始まる。次いで、筋肉が硬くなる死後硬直、血液が下部に溜まる死斑、そして体が自分自身を消化する『自己融解』に至る」
「自己融解、ですか」
「まあ、エネルギーを失いつつある体の細胞が、自己の酵素で体を溶かしていく現象だ。これが始まると体は段々と自身の構造を喪失していく。そして、それによって生成されたガスが体内で膨張し、これが弾けると…ようやく腐敗の段階に達するわけだ。ここまで概ね十日前後は見るべきだな」
「そんなに段階があったんですか。てっきり死んだ後すぐに腐敗が始まるのかと」
「『腐敗』という言葉に厳密な定義を与えるなら、細菌によって体の細胞やタンパク質が分解されていく状態のことだからな。最初からその段階が始まるわけではない」
「なるほど」
「で、腐敗した死体は酸とガスを生成して臭気や液状化物質を振り撒く。最終的に体重は二割、一割と減っていき、数ヶ月から数年で白骨化する。と、この様に死体の変化は非常にゆったりと進む。それも、全体に渡って進むことから、下半身だけがピンポイントに、上半身が『死にたてのほやほや』であるにも関わらずここまで急速に進むことは『科学的』にはあり得ない」
「科学的に、ですか。…まるで、魔法でも使われたみたいですね」
「魔法か。良い発想だな」
「え、あ、そのすみません。ちょっと浮かんだ言葉を口にしただけで…」
「何故謝る。お前にしては良い発想だと心から誉めているんだ。なんと言ったって…」
教授は不敵な笑みを浮かべて私に言った。
「この世界は推理小説の世界ではない。この現実には何があったっておかしくはないからな。魔法による犯行、実に面白い可能性じゃないか」
ホワイトボードに事件の整理を終えると、語教授はふと思い出したかの様に振り向いて私に言った。
「さて、では詐欺師君。少し外に出てもらおうかな」
「え、どうしてですか」
「着替えるからだ。現場の調査に行くぞ」
「ええ!?そんなことできるわけ」
「早く出ないか!」
「は、はい!」
そのあまりの剣幕に私は慌てて椅子から飛び跳ねる様にして部屋から出た。バタンと扉を閉めると、いいというまで絶対に開けるな、という声が追いかけてきた。一体何のつもりだろうか、と考えつつも私は待った。
「もういいぞ。入れ」
「はい。失礼しますっ…!?」
「なんだ、まるで幽霊でも見た様な顔をして」
当たらずとも遠からず、という言葉が脳裏によぎった。実際私の目の前に立っていたのは、おそらくこの世から消えて久しいであろう、「女性らしい」教授の姿だったのだ。頭にはメルヘンチックな大きなリボンを結びつけ、服装は品の良い白のブラウスにスカーフを結び、明るい色のフレアスカートを履いている。その姿は明らかに十代そこらの少女であり、つい先程まで山盛りになった灰皿を友人に奇怪な研究に挑んでいた哲学者とは思えなかった。
「え、えと教授。その格好は」
「現場調査だ。この格好でないと難しいと思ってな。さ、行くぞ。一言も一欠片も見逃すな、聞き逃すなよ」
私は内心の困惑を抑えきれなかったが、教授はいつもの通り飄々と歩いて行った。そして、建物ごと厳重に封鎖された事件現場の側まで来ると、口の中に口臭消しの清涼剤を放り込んで噛み潰し、何食わぬ顔で立っている警官に話しかけた。
「ねぇ、お巡りさん。事件のあった現場ってここかしら?」
「…え!?お嬢ちゃん、君一体どこから紛れ込んだの?」
「そんなことはどうだっていいの。ここが事件の現場なの?」
「え、あ、いやその…まあ、それはそうなんだけど。関係者以外は入れないし、それに君みたいな子供が見ちゃいけないものだって沢山あるんだ。だから早く帰りなさい」
「でも私、大事なことを思い出したら、警部さんに連絡してって言われたの。ほら」
「神田警部の名刺だ!」
教授が懐から名刺を出すと警官達はうめいた。何度も名刺と目の前に立つ少女(らしき人)を見比べる。その動揺を見透かした彼女は囁くように言葉を連ねてさらに彼らを揺さぶり、五分ほどの問答の末に遂に私共々現場への入場権を手に入れた。
「付いて来い」
「本当に入れるとは」
「昔からこのリボンを付けるのがある種のルーティーンなんだ。これを付けるとお淑やかな女の子の人格が表に出る」
「(普段はお淑やかでも女の子でもないことの自覚はあるんだな)」
「どうも大きなリボンを付けていると、相手の父性を勝手に刺激してしまう様でな。昔からちょっと困りものではあったが、色々な便宜も向こうから図ってくれるので今でも偶に使っている。この姿で話しかけると簡単に人を揺さぶれる」
「はあ」
私からすればどれだけ大きなリボンで飾ったとしても眼前にいるのはあの語風子であって他の人間では全くない。それどころか身に纏う雰囲気さえ変わった様には思えないのだが、どうやら周りの人々にとってはかなり大きな変化であるらしい。
「(とはいえ、この人自身も謎が多いんだよな。二十三歳ってのもあんまり信用出来ないし、事実だとしたらまだ修士課程の年だ。論博だって聞いたけど、それもなんのキャリアも無い人が認められるものでもないだろうし…)」
よく日本で持て囃される海外での飛び級を経験したのだろうか、それとも古今稀な程の恐ろしい童顔なのだろうか。ないしはこの二つの複合で、二十代ではあるが体質的な童顔ゆえに、今の十代そこそこにしか見えない風貌になってしまったのだろうか。
「(いずれにせよ、この人の過去を詮索するのは今はよしたほうがいいか。暫くの間好き放題にさせていたら、そのうち興味も移るに違いない)」
この時私は教授の持つ狂気に当てられてはいたが、彼女が本当に事件を解決することができるとは信じていなかった。彼女は確かに卓越した頭脳を持ってはいるが、それが通用する事件ではないだろうと私には思われたし、私自身の足りない頭なら尚更解決には至れない。要は、愚かにも私はまだ自分が常人の此岸に居ると信じ込んでいて、遥か遠くに無数の罪人が彷徨っている哲学の彼岸がぼんやりと見えているのだと誤解していた。
しかし後にして振り返れば、結局のところ私は教授に見出された時点で既に此方側に居られない人種であったし、この怪事件の解決にはその彼岸の素養が必要不可欠だった。彼女はまだ全ての人間が事件の形さえ上手く見出せない中で、二歩も三歩も先を行っていた。考え込む瞳の奥には、早くも解決までの糸口が見えていたのである。
図書館に入り込むと、そこでは警官達が忙しなく動き回っていた。あちこちで写真を撮る鑑識課の職員もいれば、データを基にあれこれと議論する刑事達もいる。一方カウンターには見覚えのある女性の大学職員が居て、いつもの通り本の管理や机と椅子の清掃などを行なっていた。
「建学以来、こんなにも多くの客を迎えたことはなかっただろうな」
教授が口の中で呟くのが聞こえた気がした。
地下に入るとそこでは依然として現場検証が続いていた。死体が転がっていた場所には刑事ドラマでよく見かけるあの白い紐が掛けられていて、その中にはじっとりと死体の汁が染み込んだ痕跡が滲んでいる。恐らくこのカーペットはもう使えないだろうが、貼り替えるだけの予算がこの大学にあるだろうか。
「おや、お二人は」
「お世話になっています、神田警部」
警部はクーラーがあっても耐え難い暑さに包まれている地下で長いこと作業していたのだろう、体中に汗が湿った模様を作っていて、下着と更にその下の筋肉質な体が透けて見えていた。
「語先生とお弟子さん。一体何かご用ですか」
「いえ、その。一つ大事な情報を思い出したものですから、警部さんにお話しようかと」
「…伺いましょう」
「ええ。実は、事件の目撃者について…」
教授が警部と話し込む間、私は改めて現場を観察した。電動書架の間に空いた狭い空間、現場にあるのは階段式の台が一つ。その上には重々しい全集の棚があって、被害者が持って行った分だろうか、空洞がある。
死体の痕は下半身だけが極めてくっきり残っていて、上半身は殆ど見えない。だが、私は彼の凄絶な死に顔を今でも正確に脳裏に思い描ける。
考え込んでいると、側から刑事同士の会話が聞こえてきた。
「司法解剖の結果見たか?」
「ああ。どうやら高カリウム血症…挫滅症候群に似た症状が出ていたらしい」
「挫滅症候群?だが、そうなると…」
「血流が活きていた…ってことは、ホトケは生きながら腐ったことになる…」
このことは私をゾッとさせた。挫滅症候群は長い時間圧迫された筋繊維が壊死し、自己融解によって体内に放出されたカリウムやミオグロビンなどが血流に乗って重篤な被害を引き起こす症候のことだ。主に災害救助の際に見られるもので、家や物の下敷きになった人を助ける時に起きることが多い。
しかし、その発症の前提は体内に血流があることであり、それが無い死後では起こり様が無い。ということは、死後変化として起きたと思われていた下半身の腐敗が、逆に被害者の「生前」に発生していたとしか考えられないのである。
「(このことは事件の前提を覆す情報だ。すぐに教授に知らせないと)」
私が踵を返し、すぐに教授のところへ戻ろうとした時、
「何ですって?おい、誰か。すぐに図書館の記録を調べてこい。資料番号はー」
「教授。何か見つかりましたか?」
「おや、磔くん一体どうした」
「もはや刑罰の名前じゃないですか…いえ、大事な情報が入ったのでお伝えしに来ました」
「ちょうどこちらも君を呼び出そうと思っていたところだ」
「どうしたんです?」
「いや何、神田警部にある重要な手掛かりについて教えてやっただけだ…で、君は何か掴んだかね」
「はい。亡くなった彼は挫滅症候群に近い症状を呈していたそうです。これが死因かは断言出来ませんが」
「ほう。ということは、彼は『生きながら腐った』ことになるな」
「はい」
「ふむむ…ますます面白くなってきたな。相反する二つの意味を含意する死体、実に哲学的だ」
「先生、ちょっと宜しいですか!?」
「どうかなさいまして、警部?」
「実は先程、教授の仰った通り、ヘーゲル全集の貸出記録を調べたところ、なんと十三時四十五分に一冊貸出された記録がありました!」
「やはり」
「え、一体どういうことですか!?」
私が問うと、教授はニヤリと笑ってタネを明かした。
「事件が起きた時、現場には全集が一冊あった。しかし、棚の方を見直すと二冊分の空洞があった。なら、ここへ来て借りて行った奴がいる。そいつが目撃者である可能性を教えてやったんだ」
「この学籍番号、見覚えはおありですか先生」
「ほうほう…なんと、これは面白いな」
「ご存知ですか!?」
「ああ、よく知っている…彼は、彼は被害者と同じ、ドイツ観念論の専攻学生なんだ」
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