非力なおばちゃんの筋肉

叢雲ルカ

非力なおばちゃんの筋肉事情

 引き籠りのおばちゃんに筋肉の話は、そりゃ絶望的ですよ。

 元々、動くのが好きではないので、運動はまったくしない。そうすると、当たり前だが、筋肉なんかある訳がない。

 学生時代から、運動嫌いだったので、体力や筋力はあまり変わらないと思う。

 ずっと低空飛行。

 まあ、学生時代の方が嫌々だが授業でやっていたので、まだ、動いていただろう。

 そこから、より動かくななったので、更に衰えていると思う。

 嫌いなことを無理矢理やらせても上手くはならないんだよな。

 だから、運動嫌いです。


 そんなおばちゃんが数日、家から出ないで、いざ外出すると、すぐに身体のあちこちが筋肉痛になる。そんなに歩いていませんかね?

 って、疑問になる位だ。

 もうね。ネタになりますね。

 まあ、まだ、日が経っての筋肉痛じゃないので、その辺は若さがまだ残っているのかも知れないが、そもそも若かったら、駅まで片道10分歩いただけで、筋肉痛にはならないか?


 ネタと言えば『非力マン』って言われたのも印象的か。

 20歳前後で言われたもんだから、本当に非力なのだろう。


 あとネタとしては、腕立て伏せ30回毎日やって、1ヵ月弱で腕が軽い肉離れを起こしたこともあったな。

 これも20歳位の話。

 恐らくだけど、身体が腕立て伏せを拒否したように思う。

 もうね。この時から、体力づくりを、身体が拒否されたら、30代になって、なにかキッカケがない以上、本当にやらなくなるよ。


 よく、身体を動かせば悪いことを忘れるって言うけど、否定はしないが、それだって向き不向きがあるよ。

 運動会で褒められたこともない環境で育ち、肉離れを起こすようなトラウマレベルに嫌な思い出しかない人が、今更運動して楽しいと思えるのか、本当に疑問なのだ。

 余計にストレスが溜まるように思う。


 なので、駅までの往復しか歩くことしかしない。

 それでも動かない人にとっては十分な運動だと思うな。


終わり。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

非力なおばちゃんの筋肉 叢雲ルカ @luke0811

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

カクヨムを、もっと楽しもう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ