備忘録

㊳ 能動的な人

小説の中に出てくる人ってどうしても能動的だから、出来る人、主張する人、努力する人、頭良い人を真ん中に据える形になりがちじゃない。

でも…実際そういう人ばかりで世の中成り立っては無いからそれのみで現実を描くのは難しい。なんでもない人や個性のない人、風景に埋もれる人、そっちの描きの方が本当は大切かなあと…かなり現実的に考えて立ち止まる。

と、改めて考え見たら、私の書く主人公はボッーとした、感覚の鈍い、人から愛されていても気が付かなかったり、恋愛に疎かったり、そんな人のほうが多いことに気がつく。ホントはそっちが主流なのかな？

え〜じゃあすでに能動的な人じゃないじゃん。そうか…だから私にも書けてた訳だ。

第二主人公、友達とか、親とか、恋人とかそういう人が能動的に回してる場合の方が多いんだな。

これは、セオリー的に合ってるのかなあ〜

あって無くてもそれしか書けない〜

子供の頃すごい綺麗な子が友達にいてね。それと凄くゆっくりで、活動とか思考の方法とかが独特な子がいてね。3人で仲良かったんだけど、どう見ても私だけ普通。これって書くほどの取り柄もないし、家庭的にも特筆する程のこともなくて、自信ないんだけど友達にしてくれてて、楽しかった。

周りからは不思議がられてた。なんで仲が良いのって。それはね、今種明かししてしまうと…本人たちが自分は替わってるとか凄いとか思ってなかったから、普通だって普通に思ってたから…

簡単でしょ。誰も自分では自分が替わってるとか凄いとか思ってないんだ。今になって気づいたことなんだけど…

だから、私でもそばで一緒に居られた。ふたりとも頭が良かったから、私としては居心地が良くてね。楽しませてもらった。

だから、今も頭がいい人が好き。話してて楽しい。人の悪口言ったり、流行に踊らされたり、誰かを仲間外れにしたり、そういうことがない人。

打ち込むことがあるって良いよね。自分の世界があるからどうでもいいことは置いておける。置きっぱなしで戻ってこれないのが玉に瑕。

それでも、自分でいられる。いさせてくれる。それが1番。