佐和ずっと俺だけ見てればいい?!

『佐和はずっと俺だけ見てればいい』


湊のその言葉に佐和は雷に打たれたかのように身体中に刺さった。

(わー…!)

佐和は頬を手で包んで、心の中で叫んだ。

(漫画でのイケメンのセリフ…)


(こんな夢みたいな事があるの…?)


(だって…。だって…。湊くんのことずっと好きでいていいって事は…。それに応えてくれるって事…?だよね?あれ?違う?)


「あれ…?」


佐和の思考は大混乱していた。

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