ショタご主人様へのご奉仕
こうして、テムガのお勤めが始まり、料理、洗濯、お掃除と、完璧に仕事をこなしていた。
さらに……。
「ヘ、ヘイネス様が使ったナイフとフォーク……ペロペロペロ!」
「お、おパンツからでも、七つ星の精のかほりが……クンカクンカクンカ!」
「失礼しま~す。お散歩中だからお部屋のお掃除を致します……ベッドダァ~~イブ! 枕に頬ずりスリスリスリ!」
……と、しっかり役得を堪能していた。
さらにさらに、メイド服の袖とスカートをまくったテムガが、お風呂場に突貫する!
「失礼しまぁ~す。お背中流しに参りましたぁ~」
「う、うん。よろしくね……」
背中を洗ったテムガは、ヘイネスの前に移動する。
「こちらもきれいにいたしますね」
「あ、ありがとう」
さりげなく片膝をついたテムガの太ももを、ヘイネスはさりげなくチラ見していた。
(チラチラ見ている。かわいい~)
テムガの手の平に石鹸が泡立てられると、ヘイネスの股間を洗い始めた。
「ひゃ……」
他人の手で洗われたのは初めてなのか、ヘイネスの口から小さい悲鳴が漏れる。
(まだ“槍”は未熟だけど、あと十年もすれば、ハーレムを作って“暴れん棒”になるんだよなぁ~)
「ぁ……あ……くす……ぐったい……よぉ……」
(きゃひゃああぁぁ~~~~!! ……おっと、ヤバイヤバイ、あんまり興奮させちゃいけないんだったな)
さらにさらにさらに、真夜中……。
「テムガぁ……ぐす……テムガぁ……どこぉ……」
テムガは慌ててヘイネスの部屋のドアを開けると、ベッドの上でヘリオスが泣いていた。
「坊ちゃま!」
「テムガぁ……怖いよ……みんながボクを……」
「大丈夫です。テムガはここにいますよ」
テムガはヘイネスの頭をそっと抱きしめた。
(くあはあぁぁ〜! 今すぐ押し倒してぇ〜!)
「テムガ……母様の匂いがする……」
(!!)
ヘリオスが寝静まったのを見計らって、テムガは部屋から出て行った……。
― そして、一ヶ月後の夜 ―
テムガは風呂場で体を洗い、いつもどおりメイド服を纏う。
ヘイネスの部屋の前では、チエルと自動人形が立っていた。
目の前を通り過ぎるテムガにむかって、チエルは無言で礼を捧げる。
“ふぅ〜〜〜”
唇から出る催眠と催淫の香を、ドアの隙間から流し込むと、ゆっくりとドアを開ける。
(なんでだろう……あたしはサキュバスなのに……“仕事”をするだけなのに……こんなにもドキドキする)
音もなく舞い上がり、ベッドの上に舞い降りると、毛布をめくる。
(!)
ヘリオスの股間部分は、パジャマを膨らませ、まるで風船のようにパンパンだった。
(まだ子供なのにこんなにも大きく……。さすが王様の子……。もう少し待っててくださいヘイネス様。今、テムガが気持ちよくして差し上げますからね……)
ズボンを握ると、下着ごとゆっくり下げていく……。
まるで縄を切られた投石機のように、勢いよく垂直にそそり立つ“それ”を見た瞬間! テムガの全てが固まった……。
ズボンを戻し、脱力して部屋を出るテムガ。
入れ替わるように、自動人形が部屋へ入っていく。
“ギシ……ギシ……”とベッドがきしみ、
「ぁ……ぁ……」
ヘリオスの口からか細い息が漏れる。
「……ぁ……テム……ガ……」
その声にテムガの体が覚めた。
「……なんだよあれ」
チエルは無言だった。
「なんなんだよあれはよぉ!? なんであの子のアソコは! 大きくなると鋼鉄の張型みたいになっているんだよぉ!」
「王妃様の……呪いでございます」
「!!」
「……全てを……お話しいたします」
チエルと共に部屋に戻ったテムガは、魂が抜けたようにベッドに腰を下ろす。
「王妃様は元々魔法使いの家系で、その力も王国では十指に数えられるほどです。しかし、同じ魔法使いであるバジル様が男児をお産みになった……」
「女の嫉妬ってヤツか……」
「はい、この地へ幽閉したのはいいが、王妃様のあずかり知らぬこの地で、ヘイネス様が女性と交わり、子種を出さぬよう、あのような呪いをおかけになったのです」
「はは、確かに自動人形じゃねぇと相手にならねぇわな。ホント、サキュバスのプライドが一瞬でズタズタにされたぜ……」
「ですがヘリオス様には王様の血が流れております。さすがの王妃様でも、表面の皮の部分しか鋼鉄に変えることは出来ませんでした」
「自動人形はどうやって伽をしているんだ?」
「自動人形の股間には《ヘイネス様のサイズに合わせたネジ穴》があります。ネジ穴の溝で擦りつけることにより、精を出すことが出来たのです……」
「それをあの子は知っているのか?」
「伽は内密に行っておりますが、ご自身のお体のことはご存じです……。あくまで病気として、そして療養としてこの地に住むとバジル様から教えられております」
「ムラムラしないのか?」
「今は月一ですが、成長なさるといずれは、毎日のように出すことになるでしょう。そのたびに自動人形が伽をする……。一人でする以上に苦悩なさるかもしれません……」
「呪いは解けないのかよ?」
「ヘイネス様に催眠の魔法をかけて色々調べましたが、残念ながら私や知り合いの魔法使いでは……。唯一の解決策は……」
「あるのか!?」
「はい、それこそヤスリで鋼鉄の部分を削りとるしか。しかし、自動人形では生身を傷つけず鋼鉄部分を削り取るのは至難の業……」
「……はは……ア〜ハッハッハッハ!!」
「テムガ様?」
「なぁ〜んだ、簡単じゃないかぁ〜。あたしのアソコであの子のアソコの鋼鉄部分を削ればいいんじゃないかぁ〜!!」
「しかしそれではテムガ様のが……」
「《
「おお……テムガ様!! なんとお礼を申し上げればよいか……」
「ちょ、泣くなって。そんなわけでちょっとお暇を頂くぜ。次に精を出す一ヶ月後に戻ってくるからよ!」
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます