14話目

 いつの間にか季節は初夏を迎えていた。アウトドアショップで働きながらも太谷大治は毎週末小寺先輩の山小屋へ荷を上げた。小寺夫人は夫の遺志を継ぎ、一人で山小屋を切り盛りすることにした。太谷は小寺先輩が残してくれたものを守るのに精一杯であった。

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